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■既刊・近刊メモ(2014年12月版 Ver.1)

201411月に刊行された(はずの)本と、12月以降の近刊を掲載する。*以下に、出版社による紹介記事を中心に多少余計なコメントを付した。日付は発行日ではなく、発売日。発売日順を原則としているが、WEBでの確認が中心なので、違っているかもしれない。
●:前回掲載のものから追加・変更した本。ただし、細部の変更等は含まず。
なお、近刊の本についてはあくまでも予定であり、タイトル・発売日・価格ともに変更の可能性はある。
次の行は私的メモ。
■:読んだ本(▲:元版で読んだ)、■:買った本(▲:元版所有)
 
【11月に出た本から】
 
有泉豊明 『葛飾北斎 冨嶽三十六景を読む:正真解説』 目の眼、11/11800円+税 〔詳細〕
 *「実際にこの形の波はありえる?」徹底検証で作品の意図を読み解く。現実の風景と北斎に描かれた風景の違いにこだわって全作品をすみずみまで検証。北斎が画面の効果を出すために浮世絵に仕掛けたトリックの数々を解説します。

■ロベール・ドロール/桐村泰次訳 『中世ヨーロッパ生活誌』 論創社、11/45800円+税 〔詳細〕
 *中世は現在も私たちの世界の中に厳然と息づいている。その物質的・精神的遺産は厖大であるが、しばしば型にはめられたイメージによって歪められ、その真実は覆い隠されている。本書は、「中世の人」というものを、その物心両面にわたる環境の中で、日々の生活の中で、そして信仰と慣習の中で、発見し理解しようとする人々のために書かれたものである。

■ハンス・ベルティング/仲間裕子訳 『イメージ人類学』 平凡社、11/54800円+税 〔詳細〕
*美術史を広くイメージの学として構想し直し、美術作品、考古学・人類学遺産、映画や広告、あらゆるイメージを対象とする学のパースペクティヴを説く。→刊行遅延。平凡社サイトでは一切アナウンスなし。→いつのまにか11月初旬に刊行となる。

■加門七海 『霊能動物館』 集英社、11/51400円+税 〔詳細〕
 *なぜ人は動物に神を見るのか?狼、狐、竜蛇、憑きもの、猫、鳥、狸など、加門氏の今までの霊能体験、知識の集大成を存分に発揮し、日本に古くから存在する動物たちの起源に霊能的観点から迫る。

東京藝術大学大学院保存修復日本画研究室監修/宮廻正明・荒井経・鴈野佳世子編・著『日本画:名作から読み解く技法の謎』世界文化社、11/53500円+円 〔詳細〕
 *目からウロコの美術指南書。最新の研究が明かす名画の技法と素材の謎。東京藝術大学による日本画の技法、素材・道具、保存・修復についての解説書。

■切通理作 『本多猪四郎:無冠の巨匠』 洋泉社、11/62800円+税 〔詳細〕
 *ゴジラ生誕60周年の年に贈る画期的一冊! 取材・構想・執筆実に20年! これぞ手に汗握る空想科学映画評論の決定版!

池上英洋 『官能美術史:ヌードが語る名画の謎』 ちくま学芸文庫、11/10950円+税 〔詳細〕
 *西洋美術に溢れるエロティックな裸体たち。その姿にはどんな歴史と謎が秘められているのか? 220点の魅惑的な図版から読む珠玉の美術案内。

■ルイス・キャロル/高橋康也・高橋迪訳 『少女への手紙』 平凡社ライブラリー、11/101200円+税 〔詳細〕
 *少女たちを楽しませたい一心で綴られた物語パワー全開のノンセンスの精髄七十余通。キャロル撮影の少女たちの写真も収録。

■石川幹人監修 『図解 超常現象の真相』 宝島社、11/101000円+税 〔詳細〕
 *心霊現象や怪奇現象、超能力、テレパシー、予知、占い、透視など、人々を驚かせる不思議な現象の数々。本書はこのような“超常現象”を、図解やイラストを使いながら科学的根拠にもとづく方法で、わかりやすく解説。

酒井潔著/大橋崇行解説 『らぶ・ひるたァ【特別限定復刻版】』 彩流社、11/118000円+税〔詳細〕
 *原本は、厳しい検閲に引っかかるところは空欄にて印刷。本書は、その空欄を埋めたものを忠実に再現! これまでの著作以上に時代の綾が垣間見える、資料性に富むマニア必携の保存版! 本文の二色刷も再現!→なお、元版は『らぶ・ひるたァ:秘薬論』文芸市場社、談奇館随筆第1編、19293月刊(総革装、本文2色刷り)。

臼田捷治 『工作舎物語:眠りたくなかった時代』 左右社、11/122200円+税 〔詳細〕
 *1970年代、松岡正剛が率いた初期工作舎。オブジェマガジン『遊』を刊行し、昼夜を問わず一時は200人が出入りした不夜城。従来にない編集方法と集団体制から、とてつもなく凄いことが始まっていた。松岡、戸田ツトム、松田行正、祖父江慎らに取材し、破天荒な、夢のような、最低で最高の日々をよみがえらせるノンフィクション。

フィッツ=ジェイムズ・オブライエン/南條竹則訳 『不思議屋/ダイヤモンドのレンズ』 光文社古典新訳文庫、11/121000円+税 〔詳細〕
 *19世紀半ばアメリカで活躍したオブライエンの奇抜な想像力と自在な物語性、絵画的な魅力にあふれる短篇集。「完全な顕微鏡」を完成させた素人学者が、覗いてみた水滴の中に完璧な美を持つ女性を見出す「ダイヤモンドのレンズ」など8篇を収録。

上村清雄監修解説、石井朗著・企画構成、出佳奈子・他著 『嗅覚のイコノグラフィア:フローラの春・夜明けの薔薇・ユディットの血飛沫』 ありな書房、感覚のラビュリントゥスⅤ、11/124500円+税 〔詳細〕
 *西風が運ぶ女神フローラの薔薇の香りに、後朝の美しい裸女のもつ薔薇の花束に、薔薇の花と香りに囲まれた聖母のロザリオに、ユディットの振り下ろす剣の深紅の血飛沫に、そしてプシュケの婚宴を言祝ぐ薔薇の花綱に、ルネサンス/バロックの香りたつ薔薇と深紅の表象に、感覚を媒介にしたイメージの生成を視る。

■ローレンス・マズロン、マイケル・キャンター/越智道雄訳 THE HERO:アメリカン・コミック史』 東洋書林、11/136000円+税 〔詳細〕
*星条旗の良心スーパーマン、夜に蠢くシャドウとバットマン、青春の影の化身スパイダーマン、そして価値の攪乱者『ウォッチメン』の登場。加速する現実社会の鏡像であるスーパー・ヒーローが求め続けた正義と真実の行方を、稀少図版500点超と共に活写する。→従来は『スーパー・ヒーロー』という仮題だった。原書は、Superheroes!: Capes, Cowls, and the Creation of Comic Book Culture (2013

植村八潮、野口武悟、電子出版制作・流通協議会 『電子図書館・電子書籍貸出サービス:調査報告2014 ポット出版、11/132600円+税 〔詳細〕
 *公共図書館の「電子図書館・電子書籍サービス」アンケート結果。図書館の電子書籍貸出サービスの現状と課題、将来展望を取り上げる。

■水島宏明 『内側から見たテレビ:やらせ・捏造・情報操作の構造』 朝日新聞出版、朝日新書、11/13760円+税 〔詳細〕
 *テレビはかつて「びっくり箱」だった。そこには驚きがあり、興奮があった。しかし、いまやテレビは捏造、ヤラセ、偏見のオンパレード。なぜ、かくもテレビは劣化してしまったのか?その構造的問題を浮き彫りにし、テレビに騙されないための知識を伝授。

荒俣宏 『江戸の幽明:東京境界めぐり』 朝日新聞出版、朝日新書、11/131200円+税 〔詳細〕
 *地図に朱引された線の内側「朱引内」が江戸っ子の住む江戸の内。現在なら、南は品川から、東は江東区、北は千住、板橋、西は新宿あたりまで。その朱引の内外、さらに周縁部を歩いてそこで出合ったさまざまな体験に、著者の好奇心はどとまるところを知りません。意外な新しい東京の姿が味わえます。

松生恒夫、鈴木俊久 『オリーブオイル・ハンドブック』 朝日新聞出版、朝日新書、11/131000円+税 〔詳細〕
 *美容にも健康にも効果があるといわれているオリーブオイル。種類、販売方法も多様化してきて、何を買えばよいか迷うところ。オリーブオイルマイスターが基礎知識、選び方、保存方法などを伝授し、腸専門の医師が効果や摂取方法について解説する。

綿抜豊昭 『戦国武将と連歌師:乱世のインテリジェンス』 平凡社新書、11/14780円+税 〔詳細〕
 *戦国時代の武将たちの社交の場に臨み、諸国を回った「連歌師」は、インテリジェンス、ネゴシエイターでもあった。

宇都宮健児、堀敏明、足立昌勝、林克明 『秘密保護法:社会はどう変わるのか』 集英社新書、11/14700円+税 〔詳細〕
 *12月から施行される秘密保護法。その成立の経緯と、それがもたらす具体的影響について、一般的法律論、刑法学の見地、知る権利との関係、憲法との整合性など多様な視点から概説する。

■岡本真、森旭彦 『未来の図書館、はじめませんか?』 青弓社、11/152000円+税 〔詳細〕
 *図書館にいま必要な「拡張」とはなにか。市民と行政、図書館員が日々の小さな実践を通して図書館の魅力を引き出す方法や、発信型図書館をつくるためのアイデアを提案する。地域を変えて人を育てる「未来の図書館」へと向かう道を照射する刺激的な提言の書。

■「アーカイブ立国宣言」編集委員会編 『アーカイブ立国宣言:日本の文化資源を活かすために必要なこと』 ポット出版、11/192300円+税 〔詳細〕
 *日本のデジタルアーカイブはどこを目指すべきか? ナショナルアーカイブ設立へ向けた4つの提言と、青柳正規・御厨貴・吉見俊哉による鼎談や、日本のアーカイブの現状報告、世界のデジタルアーカイブの実践例、デジタルアーカイブ振興法制定の意義と今後の方向性などを収録。

■ラウラ・レプリ/柱本元彦訳 『書物の夢、印刷の旅:ルネサンス期出版文化の富と虚栄』 青土社、11/212800円+税 〔詳細〕
 *出版文化と印刷技術の創成期、職人たちはどのような仕事をし、どのような冨と栄光、そして屈辱の中に生きていたのか。ルネサンス期のヴェネツィア、書物の文明開化を知る瞠目の書。

アリス・K・ターナー/野﨑嘉信訳 『地獄の歴史〈新装版〉』 法政大学出版会、叢書・ウニベルシタス 49011/214300円+税 〔詳細〕
 *古代エジプトから現代まで、西欧世界の宗教・文学・演劇・美術・哲学・神学を縦横に検証しながら、現実の鏡としての〈地獄〉の地理学を展開する。口絵カラー30頁。

■フレット・スメイヤーズ/山本太郎監修、大曲都市訳 『カウンターパンチ:16世紀の活字製作と現代の書体デザイン』 武蔵野美術大学出版局、11/253800円+税 〔詳細〕
 *16 世紀の活字父型彫刻師の仕事に焦点をあて、小さな道具「カウンターパンチ」を再発見することから果てしない活字の冒険譚が始まる、体験的タイポグラフィの名著、初翻訳!

■小畑峰太郎 『STAP細胞に群がった悪いヤツら』 新潮社、11/271300円+税 〔詳細〕
 *科学の常識を覆す世紀の大発見がアカデミズム史上最悪のスキャンダルへ。しかし、「小保方騒動」は目くらましに過ぎない。事件の背後には巨額の国家予算を奪い合い、市場を使った錬金術を目論んだ科学者、官僚、金融マンの暗闘があった。その金脈と人脈を追う。

■岡嶋裕史 『ビッグデータの罠』 新潮選書、11/271100円+税 〔詳細〕
 *ビッグデータはいいこと尽くめじゃない。電話番号、スケジュール、写真、ドキュメント等、クラウドに委ねることが当たり前の時代、膨大なデータを誰がどこでどう使っているか知っているだろうか? プライバシーを脅かす「新たな監視社会」に対する警鐘の書。

山本貴光 『文体の科学』 新潮社、11/271900円+税 〔詳細〕
 *聖書、数式、ツイッター。言葉のスタイルは思考のスタイルだ。理と知と情が綾なす文体と人との関係を徹底解読。電子時代の文章読本。

《ナイトランド・クォータリー》復刊準備号「幻獣」 アトリエサード(発売:書苑新社)、11/281388円+税 〔詳細〕
*さまざまな物語などに登場し、われわれの想像力を掻き立ててきた「幻獣」とは何か…。充実のブックガイドや「幻獣的オブジェたち」、「アメリカの『幻獣』たち」も掲載し、幻獣の魅惑にあふれた1冊。来年5月には、季刊として8号吸血鬼特集で復刊を予定。

ジョナサン・コンリン/松尾恭子訳 『フランスが生んだロンドン、イギリスが作ったパリ』 柏書房、11月下旬、2200円+税 〔詳細〕
 *霧の都ロンドンと花の都パリ。世界が近代へと舵を切る18世紀から19世紀、海をへだてて競いあった都市を、住居、通り、食、ダンス、夜の街、墓地という切り口から探る。その国独自のものだと思われていた風景は、実は海の向こうにルーツがあった…海峡を挟んで交流しあった、二つの都市の物語。

和田秀寿編著、片山章雄・掬月誓成著 『二楽荘史談』 国書刊行会、11/213600円+税 〔詳細〕
 *大谷光瑞が六甲山中に築いた別邸二楽荘。各国様式を模した部屋、探検隊将来品の展示、園芸や気象観測、不審火による炎上……。当時の新聞や資料を渉猟しながら「本邦無二の珍建築」(伊東忠太)と称された二楽荘の謎を追う。→京都の龍谷ミュージアムで「二楽荘と大谷探検隊:シルクロード研究の原点と隊員たちの思い」が開催された(10/411/30)。→11月刊行に延期。

■ジャック・ル=ゴフ/菅沼潤訳 『ヨーロッパは中世に誕生したのか?』 藤原書店、11/254800円+税 〔詳細〕
 *現代われわれが考える「ヨーロッパ」は、いつ、いかにして生まれたのか? アナール派を代表する中世史の泰斗が、四世紀から十五世紀に至る「中世」十世紀間に、古代ギリシア・ローマ、キリスト教、労働の三区分などの諸要素を血肉化しながら、自己認識として、そして地理的境界としての「ヨーロッパ」が生みだされるダイナミックな過程の全体像を明快に描く、ヨーロッパ成立史の決定版。

■ジョン・スウィーニー/栗原泉訳 『ハリウッド・スターはなぜこの宗教にはまるのか』 亜紀書房、亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズ、11/272300円+税 〔詳細〕
 *巨大な資金力、闇の教義、惹きつけられるセレブ達、“サイエントロジー教会”とはいったい何なのか? 一人のSF作家が創始した組織が、つねに宗教かカルトかの物議を醸し続けている。セレブたちが挙って崇拝するサイエントロジー教会。BBC名物記者がその正体を執拗に追った。

河内敏康、八田浩輔 『偽りの薬:バルサルタン臨床試験疑惑を追う』 毎日新聞社、11/271400円+税 〔詳細〕
 *「論文不正」―記者の元に届いた1通のメールから全てが始まった。ノバルティスファーマ日本法人社長への直接取材、臨床試験に関与した元社員宅への訪問、たび重なる謝罪会見、厚労省の検討委員会、内部告発者の出現…。降圧剤「バルサルタン」をめぐる、巨大製薬企業・ノバルティスファーマと大学病院の癒着に迫った900日。日本医学ジャーナリスト協会賞大賞受賞、調査報道の真骨頂!

越智啓太 『つくられる偽りの記憶:あなたの思い出は本物か?』 化学同人、DOJIN選書、11/301600円+税 〔詳細〕
 *私たちは、自分の記憶は正確なものだと思っているが、心理学の研究によって、それほど確実なものではないということが明らかになっている。前世の記憶やエイリアンに誘拐された記憶なども、自らのアイデンティティを確認するために、過去の思い出を積極的に改変しているというのだ。本書では、このような現象が発生するメカニズムを、最新の知見に基づきながら解き明かす。

 
【これから出る本】(タイトル・発売日・価格等はすべて予定)
 
◆12月予定
R・W・ガランド著/エドワード・ウェイクリング監修 『アリスとキャロルのパズルランド:不思議の国の謎解きブック』 グラフィック社、12/52200円+税 〔詳細〕
 *2015年は『不思議の国のアリス』出版150周年だそう。

■菊地章太 『エクスタシーの神学:キリスト教神秘主義の扉をひらく』 ちくま新書、12/8780円+税 〔詳細〕
 *ギリシア時代に水源をもち、ヨーロッパ思想の伏流水であるキリスト教神秘主義。その歴史を「エクスタシー」の観点から俯瞰し、宗教の本質に肉薄する危険な書。

レオン・ポリアコフ/アーリア主義研究会訳 『アーリア神話:ヨーロッパにおける人種主義と民族主義の源泉〈新装版〉』 法政大学出版局、叢書・ウニベルシタス15812/84800円+税 〔詳細〕
 *ヨーロッパ人をアーリア人種とセム人種に大きく二分し、前者の優越をうたうイデオロギーは、ヒトラーによってその頂点に達した。この血塗られた神話の本質と源流を英独仏など6カ国の起源神話、啓蒙期以降の思想史、とくに人類起源論に探り、理性に隣り合った狂気の醸成過程を追求。

村上陽一郎 『奇跡を考える:科学と宗教』 講談社学術文庫、12/10720円+税 〔詳細〕
 *科学はいかに神の代替物になったか? 古代ギリシャからルネサンス、近代まで連綿と続く科学思想が奇跡をどう定義したか問い直す試み。奇跡の捉え方をヨーロッパの知識の歴史にたどり、また宗教と科学それぞれの論理とことばの違いを明らかにし、奇跡の本質にせまる。→元版は、岩波書店、叢書現代の宗教7199611月刊行。

千葉幹夫 『全国妖怪事典』 講談社学術文庫、12/101000円+税 〔詳細〕
 *日本人はなぜ、妖怪に惹かれるのか。文献に現れた妖怪を都道府県別に分類、種別や出現場所、特徴を紹介する本邦初の本格的妖怪事典。→元版は、小学館ライブラリー、199510月刊行。

篠田雄次郎 『テンプル騎士団』 講談社学術文庫、12/10
 *元版は、『聖堂騎士団』中公新書、1976年刊行。
 
■池上英洋『残酷美術史:西洋世界の裏面をよみとく』 ちくま学芸文庫、12/10950円+税 〔詳細〕
 *子殺し、魔女狩り、ペスト、拷問、処刑――美術作品に描かれた身の毛もよだつ事件の数々。200点以上の図版から読む暗黒の西洋史。

林望 『増補 書藪巡歴』 ちくま文庫、12/10880円+税 〔詳細〕
 *ものとしての書物について正確に記述する学問――書誌学。その奥深い楽しみを、基礎知識から在りし日の先学まで軽妙な筆致で描く。

泉鏡花・柳田國男・芥川龍之介/東雅夫編 『河童のお弟子柳花叢書』ちくま文庫、12/101200円+税〔詳細〕
 *大正・昭和の怪談シーンを牽引した泉・芥川・柳田は、妖怪師弟関係にあった。三人それぞれの〈河童〉に関する作品を集めた前代未聞のアンソロジー。

『映画秘宝EX 江戸川乱歩映像読本』 洋泉社、12/111500 〔詳細〕
 
武光誠『江戸川乱歩とその時代』PHP研究所、12/111800円+税 〔詳細〕
 *怪しくもロマンあふれる乱歩の作品はいかにして誕生したのか。描き下ろしの挿画と時代背景でたどっていく、これまでにない乱歩案内。イラスト=梅田紀代志

長山靖生 『「世代」の正体:なぜ日本人は世代論が好きなのか』 河出ブックス、12/121600円+税 〔詳細〕
 *「今どきの若者は……」――なぜ私たちはこんなにも「世代論」を語るのか。大正青年から焼け跡、団塊、バブル、脱ゆとりまで、「世代」をとおして明治後期以降を通覧する画期的日本社会論。

飯倉照平監修/松居竜五・田村義也・中西須美・志村真幸・南條竹則・前島志保訳 『南方熊楠英文論考[ノーツ アンド クエリーズ]誌篇』 集英社、12/1512000円+税 〔詳細〕
 *ついに南方熊楠の英文論考の完訳なる! 三大論考「神跡考」「燕石考」「鷲石考」から新発見の未発表論考までを詳細な研究をふまえて刊行。既刊[ネイチャー]誌篇に続く、熊楠の英文論考の翻訳決定版。A5判、896ページ。

H・ギルバート・ウェルチ、リサ・M・シュワルツ、スティーヴン・ウォロシン/北澤京子訳 『過剰診断:健康診断があなたを病気にする』 筑摩書房、12/151700円+税 〔詳細〕
 *早期発見・早期治療を進めるのはいいことなのか? あなたが診断された「病気」は「病気の可能性」かもしれない。見落とされてきた過剰診断の害を警告する。

キリル・ボンフィリオリ/三角和代訳 『チャーリー・モルデカイ1 :英国紳士の名画大作戦』 角川文庫、12/19800円+税 〔詳細〕
 *マドリッドで盗まれたゴヤの名画。臨時主任警視マートランドは、画商チャーリー・モルデカイを訪れる。手がかりは一枚の写真、モルデカイは写真に絡む大富豪を暗殺するよう指示されるが。怪作ミステリー第一弾! →ジョニー・デップ主演の映画「チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密」が、20152月にロードショーとなるので、遂に出るようだ。

キリル・ボンフィリオリ/三角和代訳 『チャーリー・モルデカイ2 :閣下のスパイ教育』 角川文庫、12/19800円+税 〔詳細〕
 *画商チャーリー・モルデカイは、プラド美術館からゴヤの絵をかっぱらいアメリカに届けるが、配達先で大富豪は殺されていた。遺された未亡人と結婚し、彼の金の流れを突き止めるよう、モルデカイは依頼を受けるが。 →なお、かつてサンリオSF文庫から出た『深き森は悪魔のにおい』も、新訳『ジャージー島の悪魔』として第3弾に。

ツベタナ・クリステワ編 『パロディと日本文化』 笠間書院、12/194800円+税 〔詳細〕
 *時代も超え、詩歌・物語・絵画・食べ物など、ジャンルやメディアも越え、国境をも越え、パロディを考え抜く、前代未聞の試み。絵巻物からマンガまで、和歌から福澤諭吉まで。パロディを通して、日本文化を差異化し、再発見していこうとする野心的な書。

釘原直樹編 『スケープゴーティング:誰が,なぜ「やり玉」に挙げられるのか』 有斐閣、12月中旬、2600円+税 〔詳細〕
 *非難は誰に、どのようになされるのか? 大きな事故や災害があった際に、特定の個人や集団・組織、システム、国・政府、社会・文化が次々と「やり玉」に挙げられ、強い非難を受ける。そのメカニズムはいかなるものか、マスメディア報道はどのように影響するのかを、実証研究から包括的に解明する。

■井家上隆幸 『三一新書の時代』 論創社、「出版人に聞く」シリーズ1612月中旬、1600円+税 〔詳細〕

荒俣宏編 『怪奇文学大山脈 III 西洋近代名作選 諸雑誌氾濫篇』 東京創元社、12/222700税 〔詳細〕
 *西洋怪奇小説の鉱脈は、汲めども尽きぬ宝の山──稀代の碩学が満を持して贈る、至高の怪奇幻想文学アンソロジー第3巻。パルプ雑誌の絢爛たる世界。→11月刊行予定が12月に延期。

石川美子 『青のパティニール:最初の風景画家』 みすず書房、12/225000円+税 〔詳細〕
 *精緻な細部と美しい青で五世紀ぶりに浮上した画家。「風景」という概念の誕生を絵画と言語と文学に探るハイブリッドな研究エッセー。

マーク・ソールズバーリー/株式会社Bスプラウト訳『エイリアン|アーカイブ:H.R.ギーガートリビュートハードカバー版』 ボーンデジタル、12/255000円+税 〔詳細〕
 *SF映画の金字塔「エイリアン」 4部作を網羅した初のアート&メイキング集。ストーリーボード、コンセプトデザイン、カットシーン、没アイデア、コスチューム、武器など、制作舞台裏を紹介。リドリー・スコット、シガーニー・ウィーヴァー、ギーガーらのインタビューも収録。

マージョリー・シェイファー/栗原泉訳 『胡椒:暴虐の世界史』 白水社、12/252400円+税 〔詳細〕
 *1619世紀、血眼になって胡椒を求め、アジアに進出したポルトガル、オランダ、イギリスのなりふり構わぬ行状を、現地の人びと、海賊、商人らのエピソードで描いた傑作歴史読みもの。

平井杏子『ゴーストを訪ねるロンドンの旅』 大修館書店、12月下旬、2300円+税 〔詳細〕
 *大英博物館などロンドンの観光名所に出現するとされる幽霊のエピソードを紹介。幽霊を通してイギリスの歴史と文化を知る一冊。→1125日発売予定だったが、12月下旬刊行に。

今野真二 『辞書をよむ』 平凡社新書、12月下旬、800円+税
 *各時代の辞書を読み、各時代の言語生活を浮き彫りにする。
 
岩切友里子編著 『月岡芳年画集』 平凡社、12月下旬、15000円+税
 *貴重な初摺り作品を厳選し、約320点の優品を収録。
 
トム・シッピー/沼田香穂里訳 JRR・トールキン:世紀の作家』 評論社、12月下旬、2800円+税
 *トールキン研究の第一人者による作品論。
 
橳島次郎 『生命科学の欲望と倫理』 青土社、12月下旬、1900円+税
 
.コルバン、小倉孝誠、鷲見洋一、岑村傑 『身体はどのように変わってきたか:16世紀から現代まで』 藤原書店、12月、2800円+税 〔詳細〕
 *2011年に日本翻訳出版文化賞を受賞したヴィガレロ/コルバン/クルティーヌ監修『身体の歴史』(全3巻)の身体論の広大な領域へのいざないとして、“感性の歴史家”アラン・コルバンのインタビュー、各巻監訳者による内容のポイント、そして『身体の歴史』を出発点にして、各監訳者の関心から発展させた論考を集成、一冊で「身体の歴史」とは何かがわかる決定版。

ジャン・クロード・シュミット/小池寿子・廣川暁生・古本高樹訳 『聖なるイメージと身体:キリスト教における信仰と実践』刀水書房、刀水歴史全書8812月、3800円+税 〔詳細〕
 *本書は、不可視なる神、ロゴスである神を画像として表現してよいのか、という問いかけに始まるキリスト教美術が、中世において如何にイメージを立ち上がらせてきたのかを、具体例をもって解き明かす。中世における「イメージ」は、単なる「造形作品」「美術作品」ではなく、神秘的生命感にあふれた身体性を存分に有し、中世を生きる民衆に大いなる働きかけを行いつつ、自身変容し、受容されてゆく存在なのである。→旧タイトル『イメージにひそむ身体:中世の視覚文化』から変更。

■アンソニー・グラフトン 『テクストの擁護者たち:近代ヨーロッパにおける人文学の誕生』 勁草書房、BH叢書 312月 〔詳細〕
 *旧約聖書にある記述とギリシア・ローマ以前の人類の古代史をつなごうとした一連の試みが生んだ思潮を探究する。

森貴史編 『ドイツ王侯コレクションの文化史:禁断の知とモノの世界』 勉誠出版、12月、3400円+税 〔詳細〕
 *ヴンダーカンマー・巨大地球儀・木の百科文庫・奇想庭園・黄金の象・鏡の間(シュピーゲルカンマー)・静電起電機とライデン瓶・驚異の都市…1618世紀のドイツの諸侯が創りだした奇想天外で華やかなりしコレクションの数々。100枚を超える写真を掲載し、中世的世界観が近代知を生みだす胎動期の歴史に触れる。

木下厚 『政治家失言・放言大全:問題発言の戦後史』 勉誠出版、12月、3500円+税 〔詳細〕
 *数々の問題発言は、日本政治の〈本音〉なのか? 終戦直後から原発・歴史認識問題まで、政治を揺るがし、国民の議論を呼んだ約500の失言・放言を徹底して集成。発言の背景・その後の経緯まで詳細に解説する。議論と顰蹙を巻き起こした〈問題発言〉から読む日本現代史。

 
◆2014年中に出るかどうか
■横田冬彦編 『読書と読者』 平凡社、本の文化史 1、?、2800円+税 〔詳細〕
 *近世初頭の出版業の開始以降を中心に、書籍を読む歴史を多角的に明らかにする論集の第1弾。→amazonでは「一時的に在庫切れ」表示(11/17現在)だが、そもそも未刊なのだから、明らかな嘘。刊行予定に間に合わないと、未刊とは認識できずamazonのコンピュータが異常反応してしまうのか。→11/12刊行予定だったが、未刊。平凡社のサイトは刊行予定の管理がしっかりしていないのが問題。

■鈴木俊幸編 『書籍の宇宙:広がりと体系』 平凡社、本の文化史 2、?、3000円+税 〔詳細〕
 *版本を中軸に据えて、書籍メディアのさまざまなあり方を紹介、社会・歴史のなかでそれらが持っていた力を鮮明に描き出す。→こちらも同様に11/12刊行予定だったが、未刊。

■カート・ヴォネガット/大森望訳 『ヴォネガット未発表短篇集』 河出書房新社、2014年内?
*天才ヴォネガットの生前未発表短編14篇。
 
■ミハル・アイヴァス/阿部賢一訳 『黄金時代』 河出書房新社、2014年内?
*虚構の島と〈無限に増殖する本〉をめぐる異形の紀行文学。『もうひとつの街』のチェコ作家がおくる、想像力と技巧に満ちた大作。
 
■ミハイル・エリザーロフ/北川和美訳 『図書館司書』 河出書房新社、2014年内?
*失われた奇書をめぐり図書館で戦争が始まる。現代ロシアが生んだ破壊的スプラッターノヴェル。
 
■ジュール・ヴェルヌ/石橋正孝訳、解説 『地球から月へ 月をまわって 上を下への』 インスクリプト、2014年内?、3900円+税 〔詳細〕
*ジュール・ヴェルヌ〈驚異の旅〉コレクション全5巻刊行開始。第1巻は完訳ガンクラブ三部作より。→発行元のアナウンスは9月とあるものの、遅延か?

前川久美子 『中世パリ装飾写本と読者』 工作舎、2014年冬 〔詳細〕
*美術史家が書き下ろす装飾写本入門書。工作舎サイト[Planetalogue]で予告を兼ねて連載中。

中島岳志 『下中彌三郎:大衆と愛国』 平凡社新書 〔詳細〕
 *どんな内容になるのだろうか期待。9月末頃に脱稿とのこと。年内刊行か。

 
◆2015年刊行予定
志村有弘『日本怪異譚』 河出文庫、1/5
 
マイク・アシュリー/牧眞司訳 『SF雑誌の歴史:黄金期そして革命』 東京創元社、1/95000円+税 〔詳細〕
 *世界的な研究者が丹念な取材と研究のもとに贈る大作。雑誌をつくりつづけた出版人たちの狂騒曲が描かれる。本書では、傑作が続出した黄金期からニューウェーブSFの登場にいたる195070年を扱う。SFファンはもとより、雑誌文化に興味を持つ読者の必携書である。巻末に詳細な雑誌インデックスを完備し、編集者・発行者、カバー・アーティストの名鑑も充実させた決定版資料。

エリック・ロメール&クロード・シャブロル 『ヒッチコック』 インスクリプト、1/102800円+税
 *1957年フランス、二人の駆け出しの映画作家が世界で初めてヒッチコックの全作品を徹底的に論じた。秘密と告白、運命と意志、悪の誘惑、堕罪と救済、そしてサスペンス。通俗的な娯楽映画という世評に抗し、ヒッチコックの華麗な演出に潜む形而上学的主題へと迫った、ヌーヴェルヴァーグによる「作家主義」の記念碑的書物。
 
ロジャー・イーカーチ/樋口幸子・片柳佐智子・三宅真砂子訳 『失われた夜の歴史』 インターシフト、1/203200円+税 〔詳細〕
 *夜が暗闇だった時代の、驚くべき真実。文学・社会・生活・心理・思想・魔術——私たちが忘れてしまった、夜の魅惑と恐怖を初めて描き尽くした傑作!

大澤聡 『批評メディア論:戦前期日本の論壇と文壇』 岩波書店、1/20 〔詳細〕
 *「論壇」「文壇」とは何でしょうか。日本において「批評」はいかにして可能なのでしょうか。そのことを根本から考え、いま、批評を再起動させるために、本書では言論を支えてきたインフラやシステムの生成過程にさかのぼります。論壇時評、文芸批評、座談会、人物批評、匿名批評等の成立と定着を示す膨大な資料を博捜渉猟し、圧倒的な文体で知の基本構造をえぐり出す試みです。

風間賢二 『ファミリー・ブラッド:家族にはつねにすでにモンスターが潜んでいる!』(仮)彩流社、1/231600円+税 〔詳細〕
*カルトな「文学」と「映画」を素材として家族内部にすでに潜在する恐るべき「怪物/モンスター」を白日のもとに曝す。→この本もアナウンスばかりで刊行が遅れている。→遂に2015123日刊行予定に延期!

■歴史科学協議会編 『歴史の「常識」をよむ』 東京大学出版会、1/252800円+税 〔詳細〕
*歴史の「常識」とされている事象を、歴史学研究の側から再点検し、学問の最先端としての最新の日本列島の歴史を提示する。「偽文書は無価値か?」(近藤成一)、「書物・出版が日本の社会を変えた」(若尾政希)、「[浮世絵]傍流が脚光を浴びる」(山本陽子)など。→6月刊行予定が遅れる。→さらに遅れ、10月下旬刊行予定。→さらに遅れ、11月下旬刊行予定。→さらに遅れ、20151月下旬刊行予定。

小松和彦監修 『妖怪 YOKAI:ジャパノロジー・コレクション』 角川ソフィア文庫、1月、920円+税
 *北斎・国芳・芳年はじめ有名絵師たちが描いた妖怪画100点をオールカラーで大公開。古くから描かれてきた妖怪画の歴史は日本人の心性の歴史でもある。魑魅魍魎の世界へと誘う、全く新しい入門書。
 
植田康夫 『「週刊読書人」と戦後の書評史』 論創社、「出版人に聞く」シリーズ171月 〔詳細〕

エレン・フランケル/ベツィ・P・トイチ画/木村光二訳 『図説ユダヤ・シンボル事典』 悠書館、26000円+税 〔詳細〕
 *4千年の歴史のなかでユダヤ民族がはぐくんできた豊かな象徴の数々―言葉とイメージが密接に結びついた、ユダヤ文化の核心を表現するシンボル265項目を厳選し、古代の起源から現代にいたる意味の変遷をたどり、イラストとともに解説した、わが国初の事典!

アンドルー・ペティグリー/桑木野幸司訳 『印刷という革命:ルネサンス時代の本と日常生活』 白水社、2015
 *書籍のみならず、印刷メディア全般および出版業についての本でもあり、単なるメディア史を超えて、当時を重層的に捉えられる一冊。
 
◆2015年中に出るかどうか(時々知らない間に刊行されていることもあります)
岡留安則 『こんな日本に誰がした!休刊10年『噂の真相』編集長の嘆きと怒り』 双葉社、1200円+税
*数々のスキャンダルを白日の下に晒し、「権力の監視」というメディアの役割を担い続けてきた伝説の雑誌『噂の真相』が休刊して今年で10年。『噂の真相』なき10年を編集長・岡留安則はどう見てきたのか。→双葉社の6月発行予定にもなし。
 
■ラリー・プリンチーペ/ヒロ・ヒライ訳 『錬金術の秘密』 勁草書房、BH 叢書 〔詳細〕

U.ペンツェンホーファー 『評伝・パラケルスス』 勁草書房、BH 叢書(未定)
 
中島篤巳訳 『完本万川集海』 国書刊行会、5600
*伊賀・甲賀四十九流につたわる忍術を集大成した伝説の書物が現代語訳で刊行。詳細な注のついた読み下し文を付す。
 
■鏡明 『マンハントとその時代』(仮)フリースタイル 〔詳細〕
*雑誌《フリースタイル》連載。

高山宏訳 『完訳 ポリフィロス狂恋夢』 東洋書林
 
■鈴木宏『書肆風の薔薇から水声社へ』(仮)論創社、「出版人に聞く」シリーズ
 
ウンベルト・エーコ 『プラハの墓地』 東京創元社
*偽書ものの大作が準備中。
 
大浜甫・多田智満子・宮下志朗・千葉文夫ほか訳 『マルセル・シュオッブ全集』 国書刊行会
 
■松田行正、ミルキィ・イソベ、木内達朗 『デザイン・プレゼンテーションの哲学』 左右舎、神戸芸術工科大学レクチャーブックス 〔詳細〕
*いつの間にか近刊予告からはずされていた。刊行中止か?


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隠居生活続行中。

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