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■2016年映画鑑賞メモ(4月&5月)

今年の1月から3月までの3か月間分では48本、月平均16本。4月はなんとか17本、5月はたったの10本。いろいろと多忙でした。

 

便宜的にほぼ見た順に通し番号を付しているが、メモし忘れたりしているので、見たすべてではない可能性もある。

邦題はTV放映時のタイトル。原題はWikipediaによる。なお、ストーリーその他詳細についてはWikipediaなどを参照してほしい(Wikipediaに立項されていない作品については、適宜参考となるサイトを示した)。アメリカ映画については特記しない。TVのみの映画は*。

なお、いつも録画したうえでCMを飛ばして見ているので、放映された月ではないことも多い。

 

4月

49 「ホワイトハウス・ダウン」2013年 原題:White House Down Wikipedia

※大統領の方針に反対する者たちによるホワイトハウス襲撃。以前見た「エンド・オブ・ホワイトハウス」(2013年)同様、周囲はなすすべもなくうろたえるだけなのだが、この映画の方は、それすら仕組まれたものだった。ホワイトハウスが内部の犯行に対していかに無防備であるかということはさておき、いざというときの攻撃・制圧手法が余りにもお粗末。地上部隊もシールズなりいくらでも派遣できるはずだし、ヘリ部隊もたった3機でおしまいとは。まあ主人公のマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)が活躍しなきゃならないわけだが。


50 「スピード」1994年 原題:Speed Wikipedia

※ロサンゼルス市警察SWAT隊員のジャック・トラヴェン(キアヌ・リーブス)が爆弾魔の元警官ハワード・ペイン(デニス・ホッパー)の仕事の邪魔をしたので、ペインは逆恨み。路線バスに爆弾を仕掛け、運転手が乗客の一人に撃たれたため、若い女性、アニー(サンドラ・ブロック)がハンドルを握る。しかし速度が50マイルを超えると爆弾が起動し、速度を下げると起爆すると脅されたため、バスは走り続けることになる(マスコミがバスを追いかけるので、犯人は居ながらにして状況が把握できる)。しかし最初にジャックはペインを追い詰めたときに顔を見ているのだから、人相から犯人を探せなかったのか。また最後に近い場面で、金を交差点角のゴミ箱に入れるように指示されるのだが、ゴミ箱の下に大きな穴が開いていたなんてお粗末。


51 「ロックアウト」2012年仏 原題:Lockout Wikipedia

リュック・ベッソン他製作。2079年、宇宙空間に作られた凶悪犯刑務所。そこへ待遇の調査に来たアメリカ大統領の娘(マギー・グレイス)が、凶悪犯たちの占拠に逢って人質となる。元CIAエージェントのスノー(ガイ・ピアース)はCIA局長殺害の冤罪を仕掛けられ、大統領の娘の救出を要求される。しかし、そもそもなんで冤罪を仕掛けられたのかがよくわからないし、娘の救出に一人だけというのも解せない(作劇上やむなしだろうが)。最後に宇宙服姿で刑務所衛星を脱出して地球に突入しているのだが、摩擦熱で燃えてしまうだろう。


52 「リクルート」2003年 原題:The Recruit Wikipedia

CIAリクルーターのウォルター・バーク(アル・パチーノ)に勧誘されて入局したジェームズ・ダグラス・クレイトン(コリン・ファレル)は、訓練施設で苛酷な訓練を受ける。ちょっとありえないような訓練だが、あってもおかしくないと思わせるところはなかなか。その後二重スパイを探す役になってからは、やや凡庸。


53 「ハングリー・ラビット」2011年 原題:Seeking Justice Wikipedia

※妻が襲われた高校教師ウィル・ジェラード(ニコラス・ケイジ)は、ある男から代理殺人を持ちかけられ、それを承諾。犯人が殺され、しばらく後に、今度はウィルが代理殺人を命じられる。邦語タイトルは、組織の合言葉である「ハングリー・ラビットは飛ぶ」からきているが、この言葉を唱えると警察にいた仲間が助けてくれたりする。全体に進行に切れがなく、謎の組織も結局わからず仕舞い。


54 「ブレイド32004年 原題:Blade: Trinity Wikipedia

※「ブレイド」三部作の最終作。元祖吸血鬼のドレイクが甦るのだが、凶悪さというか迫力に乏しい。ブレイド(ウェズリー・スナイプス)が警察に捕まり、吸血鬼たちに襲われそうになると、ヴァンパイアハンターチーム「ナイトストーカーズ」なる連中に助けられるのだが、ストーリーとして安易では?


55 「ダブル:完全犯罪」2013年 原題:Absolute Deception Wikipedia

2年前に交通事故で死んだはずの夫が、撃たれて死んだと通告されたジャーナリストのレベッカ・スコット(エマニュエル・ヴォージア)は、調べにニューヨークからオーストラリアに来る。実は夫はある富豪の資金洗浄などの裏金工作を担当し、さらにその金を盗もうとしていた。先が読めてしまうのだが、そこそこ楽しめる。


56 X-MEN22003年 原題:X2 Wikipedia

X-メン対ミュータント根絶推進のミュータント対策本部顧問ウィリアム・ストライカー対人間撲滅推進のマグニートーの三つ巴の戦い。


57 「ロンドン・ヒート」2012年英 原題:The Sweeney allcinema

※元は70年代のイギリスのTVドラマ「ロンドン特捜隊スウィーニー」。ロンドン市内での派手な銃撃戦が売りらしいのだが、全然印象に残らず。


58 「ローグ・アサシン」2007年 原題:Rogue Assassin Wikipedia

FBI捜査官クロフォード(ジェイソン・ステイサム)と、3年前に相棒とその家族を殺した伝説的な殺し屋ローグ(ジェット・リー)の戦い。ローグはチタニウム製の薬莢を使うとするのだが、わざわざ身元を明らかにするのか。最後に明らかになるローグの正体は、反則技では?


59 「ネイビーシールズ」2012年 原題:Act of Valor Wikipedia

Wikipediaによれば、登場する武器・兵器は本物を使用しており、さらに現役のネイビーシールズ隊員が出演しているそうだ。戦闘シーンはなかなかの迫力。


60 「ディレイルド 暴走超特急」2002年 原題:Derailed Wikipedia

NATOの工作員ジャック・クリストフ(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)が、上司から生物兵器を盗んだ女泥棒ガリーナをドイツまで護衛するよう命令を受けて、どうして特急列車に乗り込むのかよくわからぬ。


61 「スノーピアサー」2013年 原題:Snowpiercer Wikipedia

※韓国・アメリカ・フランス3か国合同の製作。地球が雪と氷で覆われてしまい、世界中を1年かけて走り回る列車「スノーピアサー」に乗る人々だけとなる。最後尾の車両に棲む貧困階層の人々が、前方車両の富裕層に反乱を起こすという設定。なぜか死んだと思われた人間が生き返ってみたり、囚われて眠らされていたはずのナムグン・ミンスが前年の同じ場所の飛行機の残骸がよく見えるようになったと言いだしたり、列車の部品が足りなくて5歳までの小さい子どもに部品の代役をやらせているとか、細部は詰めが甘い。


62 「ゲット・スマート」2008年 原題:Get Smart Wikipedia

※ドタバタスパイもの。元ネタは1960年代TVドラマ「それ行けスマート」。マックスウェル・スマート(エージェント86)をスティーヴ・カレル、エージェント99をアン・ハサウェイが務める。


63 「シュガー・ラッシュ」2012年 原題:Wreck-It Ralph Wikipedia

※ゲームキャラクターが閉店後のゲームセンターで勝手に動きだすという、メタゲームアニメ。ディズニーものなので、ストーリーは大甘だが、意外にも面白かった。


64 「ミニミニ大作戦」2003年 原題:The Italian Job Wikipedia

※かつてヴェネチアで金庫から約1トンもの金塊を盗んだものの、仲間に裏切られた連中が、1年後に奪い返すという話。そもそもヴェネチアで盗まれた者こそ恨んでいいはず。なぜかヴェネチアから一気に雪山の中で、一旦は盗みの乾杯をするのはなぜだろう。何もそんな辺鄙なところへ行く必要があったのか(アルプス越えか?)。主演は主犯格のチャーリー(マーク・ウォールバーグ;例の「テッド」の)、ステラ(シャーリーズ・セロン;例の「イーオン・フラックス」の)、ハンサム・ロブ(ジェイソン・ステイサム;例の「トランスポーター」の)といったところ。


65 「デジャヴ」2006年 原題:Déjà Vu Wikipedia

※アメリカ政府が秘かに開発した近い過去を衛星監視カメラ映像で再現するとか、それも部屋の内部まで鮮明な映像で見せるとか、さらに過去へ人間を送り出してしまうことまで、あまりにもご都合主義的な展開なので、いささかうんざり。ダグ・カーリン特別捜査官役のデンゼル・ワシントンは2回もアカデミー賞に輝いているらしいが、少なくとも本作ではギクシャクしていて大根役者でしかない。

 

5月

66 「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」1997年 原題:The Lost World: Jurassic Park Wikipedia

※「ジュラシック・パーク」の続編。ストーリーは全く緊張感もない。


67 「サイン」2002年 原題:Signs Wikipedia

※超低予算映画か。侵略SFなのだが、フィラデルフィア郊外のトウモロコシ畑に囲まれた一軒家でほとんど終始する。Wikipediaによれば「2002年でもっとも高い収益を上げた映画のひとつ」なのだそうだが、信じられないお粗末さ。


68 アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ2009年仏 原題:Banlieue 13 - Ultimatum Wikipedia

※製作・脚本はリュック・ベンソン。主人公である特殊部隊員のダミアン役を務めたシリル・ラファエリは、子供時代にサーカス団でアクロバットを学び、その後空手・太極拳・テコンドー・パルクールなどを使い、スタントマンとして活躍していたらしい。どうりで走る・跳ぶ・蹴るなど激しいアクションシーンは多いが、なかなかスマートに決まっていた。


69 パニッシャー:ウォー・ゾーン2008年 原題:Punisher: War Zone Wikipedia

※最終場面でマフィアのジグソウが待ち構える廃墟となったホテルに、まず裏切った彼を追い求めるロシアマフィアたちが襲い掛かるのだが、彼らはいつの間にか消えてしまっているのはどうしたのか。


70 NEXT ネクスト」2007年 原題:Next Wikipedia

2分先の未来を知ることができる男(ニコラス・ケイジ)が、核爆弾テロをいかに防ぐか、という話なのだが、2分先だけの筈が、ある女(ジェシカ・ビール)に関してはずっと先まで見え、さらにいくらでもやり直しが効くことにしてしまったので、超ご都合主義の展開に。FBI捜査官フェリス役でジュリアン・ムーアが出ているが、もの凄く老けた感じ。


71 「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」2005年 原題:Sahara Wikipedia

※クライブ・カッスラー原作(本人は勝手に改変したとお冠らしい)だがトレジャーハンターものなので、インディー・ジョーンズのエピゴーネンという感じ。主人公は海洋学者兼トレジャーハンターのダーク・ピット(マシュー・マコノヒー)と、WHOの医者女性医師エヴァ・ロハス(ペネロペ・クルス)だが、ストーリーはご都合主義そのもので、偶然に運良くといった進行。そもそも最初に発見されたナイジェリアでの謎の疫病が伝染病なのかどうか疫学的に検査すべきだったし、マリの砂漠につくられた工場が地下水脈を汚染しているのもちらっと目撃しただけ。それを知られただけで自ら破壊してしまおうというのは、そもそもありえないのでは?


72 「ラストマン・スタンディング」1996年 原題:Last Man Standing Wikipedia

※黒澤明の「用心棒」をギャング映画に翻案した作品という。1930年代のテキサスの小さな町ジェリコ。そこではアイルランド系とイタリア系のギャングが争っていた。そこに、二丁拳銃の使い手でジョン・スミスと名乗る男(ブルース・ウィリス)が現われ、対立する2つの組織に近づいて双方を欺き、最後には全滅させて去っていく。西部劇の時代よりもだいぶ後なので、馬の代わりに自動車だが、似たようなもの。


73 「ゲットバック」2012年 原題:Stolen Wikipedia

※金庫破りのウィル・モンゴメリー(ニコラス・ケイジ)は、銀行から1000万ドルを盗むも、仲間といさかいを起こし、一人金を持って(直前に焼いてしまったという)捕らえられる。しかし通常の100ドル札としたら、10万枚。札11グラムとして10万グラム=100kg。絶対に一人で持てる重さではない(ちなみに短時間で焼却できる量でもない)。逮捕され8年の刑期を終えて出所すると、今度は元の仲間に娘が誘拐されてしまい、あのときの1000万ドルを要求される。仕方なくまた銀行の金庫の下に穴を開け金塊を溶かして盗み出す。どのくらい溶かしたかは定かではないが、これもかなりの量で、まず絶対に持てない。だいいち金の融点は1064℃なので、溶けて落ちてきた金を水に漬けただけでミトン程度では熱くて持てないでしょう(高熱に接した水が沸騰しなかったのが不思議)。


74 「ダーク・ウォーター」2005年 原題:Dark Water Wikipedia

※鈴木光司原作の日本映画「仄暗い水の底から」のリメイク作品。ホラー作品はカミさんが余り好みでなくほとんど見ていないのだが、これはさほど怖くもないので。最後の方に、死んだナターシャが出てくるが、実は主人公ダリア・ウィリアムズ(ジェニファー・コネリー)の子ども時代を演じたパーラ・ヘイニー=ジャーディンがナターシャを演じており、一種の円環となるか。


75 「タイガー:伝説のスパイ」2012年 原題:Ek Tha Tiger Yahoo!映画〕

インド諜報局RAWのスパイ、タイガー(サルマーン・カーン)がパキスタンの女性スパイ、ゾヤ(カトリーナ・カイフ)に出会い、恋をしてしまい、2人は逃亡するも祖国から追われることに。といったストーリーのなだが、半分コメディ、半分アクションものに、無関係に派手な歌と踊りが延々と。踊りはエンドロールでもひたすら続く。この「原色の豪華な衣装、多数のバックダンサーによるミュージカルシーン」インド映画の特徴の一つらしいのだ。カトリーナ・カイフが踊りまくる動画はこちら



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■既刊・近刊メモ(2016年5月版)

20162月・34月&5月中旬までに刊行された(はずの)本と、20165月下旬以降の近刊を掲載する。*以下に、出版社による紹介記事を中心に多少余計なコメントを付した。日付は発行日ではなく、発売(予定)日。発売日順を原則としているが、WEBでの確認が中心なので、違っているかもしれない。

●:前回掲載分から追加した本。

なお、近刊の本についてはあくまでも予定であり、タイトル・発売日・価格ともに変更の可能性はある。

次の行は私的メモ。

■:読んだ本(▲:元版で読んだ)、■:買った本(▲:元版所有)

 

【2016年2月に出た本から】

 

■ガイ・ヘンリー/日本語版監修:北島明弘 『SF大クロニクル』 KADOKAWA2/15500円+税 〔詳細〕

 *スター・ウォーズ ブレードランナー アべンジャーズ バットマン エイリアン 猿の惑星・・・ 壮大かつ緻密な作品世界の全貌。250以上の名作と1700以上の項目で SF史をビジュアルに紹介。→どうもSF映画に偏っているみたい。


■永原康史 『インフォグラフィックスの潮流:情報と図解の近代史』 誠文堂新光社、2/12800円+税 〔詳細〕

 *複雑な情報を視覚化し理解を促すためのインフォグラフィックが、いま大きな注目を集めている。黎明期から現代にいたるインフォグラフィックの発展史を豊富な図版とともに辿り、その視点や方法論を丁寧に読み解く。


■佐藤健二 『浅草公園凌雲閣十二階:失われた〈高さ〉の歴史社会学』 弘文堂、2/24200円+税 〔詳細〕

 *稀代の郷土史家にして考証家、喜多川周之。遺された膨大な資料をもとに、関東大震災前の東京・盛り場=浅草にたつ凌雲閣十二階とそこに集う有名無名の群衆を描く。 


■山田順子 『絵解き「江戸名所百人美女」:江戸美人の粋な暮らし』 淡交社、2/21600円+税 〔詳細〕

 *歌川国貞作「江戸名所百人美女」に描かれた、美女100人の人生とは? 浮世絵から読み解く、十人十色の江戸暮らし。


■東北学院大学震災の記録プロジェクト金菱清(ゼミナール)編 『呼び覚まされる霊性の震災学:3.11 生と死のはざまで』 新曜社、2/22200円+税 〔詳細〕

 *霊を乗せて走るタクシー タクシードライバーの幽霊体験、その真相とは? 被災地の生と死の現場に迫るノンフィクション。亡くなった肉親や津波犠牲者の存在をたしかに感じるという、目にみえない霊性の世界に迫ります。


■菊池良生 『貴賤百態大公戯:超説ハプスブルク家』 エイチアンドアイ、2/31800円+税 〔詳細〕

 *「何もしない王朝」最大の武器、それは王家同士の婚姻だった。背けば貴賤婚と差別されるハプスブルク家の鉄の掟に、命を賭けて抗った大公・大公女たちの狂乱の態をハプスブルク研究の泰斗が語り尽くす。


■永田郁 『古代インド美術と民間信仰:中世美術史料』 中央公論美術出版、2/414000円+税 〔詳細〕

 *古代インド美術は民間信仰の土壌の中でどのように発生し、展開していったのか。民間信仰の神・ヤクシャ(夜叉)の造形分析を通じ、仏像や菩薩像の生成に民間信仰やその造形が果たした役割を明らかにする。


■王永寛/尾鷲卓彦訳 『酷刑:血と戦慄の中国刑罰史』 徳間文庫カレッジ、2/51050円+税 〔詳細〕

 *中国四千年は、残虐きわまりない刑罰の歴史でもあった。厖大な史料を駆使し、刑罰を通じて「中国」の底知れなさと人間存在の魔性に迫った衝撃の書。


■牧野隆夫 『仏像再興:破損仏に命を吹き込む』 山と渓谷社、2/51800円+税 〔詳細〕

 *三十数年にわたり、無名の仏像修復を中心に手掛けてきた「仏像の町医者」こと、吉備文化財修復所代表・牧野隆夫氏による仏像修復の記録。


■マーク・グッドマン/松浦俊輔訳 『フューチャークライム:サイバー犯罪からの完全防衛マニュアル』 青土社、2/53400円+税 〔詳細〕

 *技術の進歩は計り知れない犯罪を生んでいる。世界でトップクラスのセキュリティの権威が、デジタル世界のアンダーグラウンドの実態を克明に描き、犯罪者、企業、さらには国家が開発を進める成長途上にある技術を紹介し、誰もがかつてないほど攻撃を受けやすくなっていることを白日のもとにさらけ出す。


■島本浣 『日仏「美術全集」史:美術(史)啓蒙の200年』 三元社、2/85600円+税 〔詳細〕

 *美術全集をあなどるな。美術全集を再考して見えてくる美術(史)のはらむ問題圏。19世紀初頭から20世紀末までに出版された日本とフランスの「美術全集」年代史を縦糸に、美術(史)受容、近代美術史観生成、美術啓蒙のエクリチュ―ル、加えて全集企画者、美術出版社、図版印刷史など多様な問題群を横糸として織り上げた、過去に類例のない研究書。資料として本書に収録している「日仏美術全集リスト」に各全集の監修者や巻構成等を加えた詳細なカタログを公開。


太田尚樹 『尾崎秀実とゾルゲ事件:近衛文麿の影で暗躍した男』 吉川弘文館、2/102400円+税 〔詳細〕

 *「売国奴」か、それとも「世界平和のために戦った殉教者」か。新資料によって人間関係をたどり、評価が多様化する尾崎の実像に迫る。


■藤本貴之 『だからデザイナーは炎上する』 中公新書ラクレ、2/10780円+税 〔詳細〕

 *五輪エンブレム騒動は、業界に潜む「勘違い」や「内輪感」を浮き彫りにし、デザイナー周辺を炎上し尽くした。その焼け野原にやってきたのが「デザイナー・冬の時代」だ。インターネット時代に生き残るデザイナーの「条件」とは? デザインに関わる人、必読!


大嶽幸彦 『探検家と地理学者:18世紀フランスの啓蒙思想と地誌学』 古今書院、2/103200円+税 〔詳細〕

 *世界地誌の体系を築く礎となる未開地の情報をもたらした探検家・宣教師たちの業績を紹介し、地誌学の形成・発展過程を説く。


石上阿希 『へんてこな春画』 青幻舎、2/112300円+税 〔詳細〕

 *歌舞伎から文学、医学書までを元ネタに、当時流行した風俗や文化をパロディ化し、その「見立て」をめぐり、描き手と読み手が高度な知性のバトルを愉しんだ「春画」。本書は、男女の交わりばかりが注目される「春画」のもうひとつの世界を、元ネタ図版+解説とともに紹介する初の本。


田中久美子編 『ヨーロッパ中世美術論集 黙示録の美術』 竹林舎、2/1117000円+税 〔詳細〕

 *中世のはじまりからルネサンス前夜にいたるまで多様な媒体・地域で生みだされ続け、西欧の美術に一潮流を形成する「黙示録」の美術。その多様な造形表現を時代、文化、社会の網の目の中で捉えた15本の論文を収録する。


■山根明弘 『ねこはすごい』 朝日新聞出版、朝日新書、2/12760円+税 〔詳細〕

 * 熊より強い、3メートル以上跳ぶ、人の死を予知、家電も使えるetc. 知られざる「ねこのすごい力」に迫る。ねこ研究の第一人者が「猫島」での長年のフィールドワークで得た、ねこのふしぎな生態や行動などの最新情報を紹介。


遠藤知巳 『情念・感情・顔:「コミュニケーション」のメタヒストリー』 以文社、2/127800円+税 〔詳細〕

 *近代社会の全体を外から俯瞰する視線がリアリティを喪失しつつある現在、主体の内部作用という薄明の言説領域に足を踏み入れながら、異世界に触れようとする思考の冒険!→「第15章 観相学の地平」には「4.自然魔術におけるト占の回帰」や「8.ラファーターの『観相学断片』―― 一九世紀への転換点」を含む。


■氏家幹人 『増補 大江戸死体考:人斬り浅右衛門の時代』 平凡社ライブラリー、2/131300円+税 〔詳細〕

 *刀剣の試し斬りと鑑定を家業とし、生き肝から作った「霊薬」で富を築いた山田浅右衛門を軸に、屍でたどる江戸のアンダーワールド。人斬りの家・山田家の女性たちに関する論考を増補。


■伊藤慎吾編 『妖怪・憑依・擬人化の文化史』 笠間書院、2/152200円+税 〔詳細〕

 *古代から現代、『日本書紀』から『妖怪ウォッチ』まで文学・絵画・民俗資料や、小説・マンガ等の中で異類たちはどのように表現され、背後にどのような文化的要素があったのか。異類の文化を解き明かす、初の入門書。 序文「異類の出現する時─本書の手引き」全文と索引PDFを公開。


石川幹人 『なぜ疑似科学が社会を動かすのか:ヒトはあやしげな理論に騙されたがる』 PHP新書、2/15800円+税 〔詳細〕

 *企業の採用で使われる性格診断、放射能除染ができると信じられたEM菌……なぜあやしい科学が社会を動かす? 進化生物学で考える。


■佐藤健太郎 『健康になれない健康商品:なぜニセ情報はなくならないのか』 春秋社、2/171800円+税 〔詳細〕

 *がん療法、サプリメント、美容法、母乳育児、有機農法……。メディアに踊る、企業のご都合主義のエセ情報から、身を守るには? 医薬品会社の研究者からサイエンスライターに転身した著者が、ニセ科学の常套句から、ナチュラル志向の意外な落とし穴まで、健康情報の「表と裏」をわかりやすく徹底解説。


■和田秀樹 『学者は平気でウソをつく』 新潮新書、2/17778円+税 〔詳細〕

 *臓器を診て患者を診ない医者、金持ちばかり味方する経済学者、教育現場を知らない教育学者、何にでもコメントする社会学者……。信じる者は、バカを見る!


田崎健太 『電通とFIFA:サッカーに群がる男たち』 光文社新書、2/18760円+税 〔詳細〕

 *ワールドカップ開催、それにともない巨大化するスポンサーと放映権にまつわるカネ――。70年代半ばまでヨーロッパ中心だったサッカー界を大きく成長させ、そして腐敗させたアベランジェとブラッターというFIFAのドン。その背景には、日本の総合広告代理店・電通の影があった。


森山高至 『非常識な建築業界:「どや建築」という病』 光文社新書、2/18780円+税 〔詳細〕

 *「どや顔」をした使いづらい公共施設で税金をムダにしないために、危険なマンションを買わないために、寿命の短い持ち家を建てないために――。知っておきたいこの業界の「非常識」な実態。


エレツ・エイデン、ジャン=バティースト・ミシェル/阪本芳久訳 『カルチャロミクス:文化をビッグデータで計測する』 草思社、2/182200円+税 〔詳細〕

 *数百万冊、数世紀分の本に登場する任意の言葉の出現頻度を年ごとにプロットするシステム「グーグルNグラムビューワー」。この技術が人文科学に革命をもたらす!


■クライブ・ギフォード 『だまされる脳』 ゆまに書房、2/182500円+税 〔詳細〕

 *私たちの脳は完璧なものではありません。本書は脳の働きと変化に関するしくみを、豊富な図版を用いて科学的に解説します。 64ページの薄い本。


■ウィルヘルム・ヴォリンガー/中野勇訳 『ゴシック美術形式論』 文春学藝ライブラリー、2/191140円+税 〔詳細〕

 *ヨーロッパ中世に花開いたゴシック美術はなぜどのように生まれたのか? ドイツを代表する美術史家が、その根源に迫った歴史的名著。→元版は座右宝刊行会、1944年、後に岩崎美術社、1968年刊行。


樋口広芳 『鳥ってすごい!』 山と渓谷社、ヤマケイ新書、2/19900円+税 〔詳細〕

 *200日間飛び続ける鳥、飛ぶための徹底した体の軽量化と構造の強化、極寒に耐えられる羽毛のすごさ、美しすぎる鳥、北極から南極まで渡る鳥、恐るべきカラスの知能、巧みに他の鳥に子育てさせる鳥、シカの糞をシカの耳に詰めたり滑り台で遊ぶ鳥などなど、鳥たちのたくみですばらしい技や興味深いエピソードを余す所無くご紹介。


高野麻子 『指紋と近代:移動する身体の管理と統治の技法』 みすず書房、2/193700円+税 〔詳細〕

 *指紋法は移動する人びとを、国家や植民地統治者が把握・管理可能な状態に置くための統治の技法だった。いったい、近代的統治は何を目指そうとしたのか。そこにはどのような暴力が内在しているのか。本書は、指紋法による身体管理の歴史的変遷から、これらの問いを明らかにしようとするものである。


■荒俣宏、松岡正剛 『月と幻想科学』 リットーミュージック、立東舎文庫、2/19800円+税 〔詳細〕

 *稀代の碩学2人が語った月にまつわる文学、科学、神秘主義、そしてタルホ。→元版は、工作舎プラネタリー・ブックス、197910月刊行。


横山茂雄 『神の聖なる天使たち:ジョン・ディーの精霊召喚15821607 研究社、2/204500円+税 〔詳細〕

 *エリザベス朝における知の巨人ジョン・ディーと錬金術師エドワード・ケリーが水晶球の中に見出したのは、神の遣いか、魔界の使者か? 世界の真理と富を追求する果てに現れた精霊は、はたして実在したのか? 天使の言語「エノク語」は解読可能なのか? 著者みずからディーの膨大な手稿を読み解き、余白の書き込みや抹消部分に至るまで丹念に目を通し、さらに同時代の資料を博捜することで明らかにする、驚愕の真相。構想四十年、畢生の大作。図版多数収録。


伊藤龍平 『ネットロア:ウェブ時代の「ハナシ」の伝承』 青弓社、2/202000円+税 〔詳細〕

 *ネット以前からネット黎明期、そして現在と、ウェブ発達の端境期を体験してきた著者が、「都市伝説」「オカルト」「噂話」などの奇妙な「ハナシ」がインターネット上で増殖していく仕組みを「2ちゃんねる」などの掲示板を中心に、SNSや動画共有サイトも視野に入れて明らかにする。


ウンベルト・エーコ橋本勝雄訳 『プラハの墓地』 東京創元社、2/223500円+税 〔詳細〕

*ユダヤ人嫌いの祖父に育てられたシモーネ・シモニーニ。偽書作りの名手であるシモニーニがいかにしてユダヤ迫害のもととなった偽書『シオン賢者の議定書』を生み出し、どのように世界にそれが広まり憎しみの渦を作り上げたか?


T.ピーターズ、RJ.ラッセル、M.ヴェルカー編/小河陽訳 『死者の復活:神学的・科学的論考集』 日本キリスト教団出版局、2/225600円+税 〔詳細〕

 *キリスト教信仰の根幹である「死者の復活」。神学、宗教学、自然科学、工学など、多彩な学問領域の研究者18名が考究。科学が予告する宇宙の終末と神学的終末論の関係、体の復活の可能性、「同一人格の復活」の定義など、キリスト教神学と自然科学とを対話させる創造的相互交流。


森正人 『戦争と広告:第二次大戦、日本の戦争広告を読み解く』 角川選書、2/231700円+税 〔詳細〕

 *太平洋戦争中、雑誌には多くの戦意高揚広告が掲載され、また、日本各地で戦争展覧会が開催された。 それらは誰の、どんな意図によって作られ、人々はどのような影響を受けたのだろう。視覚イメージから戦争を読む。


佐々木太郎 『革命のインテリジェンス:ソ連の対外政治工作としての「影響力」工作』 勁草書房、2/234500円+税 〔詳細〕

 *ソ連の対外革命戦略のすがたとは? 本書は、影響力のある個人を使って標的国の世論や政策を秘密裡に誘導する政治工作、すなわち「影響力」工作を、ソ連が戦間期から1940年代半ばにかけて世界各地で展開していたことを明らかにする。


マーク・マゼッティ/小谷賢・池田美紀訳 CIAの秘密戦争:「テロとの戦い」の知られざる内幕』 ハヤカワ・ノンフィクション、2/242200円+税 〔詳細〕

 *インテリジェンスと安全保障分野に精通し、CIAと対テロ戦争の最前線を追い続ける《ニューヨーク・タイムズ》のトップ・ジャーナリストが、膨大な取材をもとに劇的に変貌を遂げつつある世界最大の情報機関と「影の戦争」の実態に光を当てる。


■加藤隆則 『習近平暗殺計画:スクープはなぜ潰されたか』 文藝春秋、2/241600円+税 〔詳細〕

 *中国駐在10年の敏腕記者に、前代未聞の特ダネ禁止令! 読売本社に何が起きたのか?「習近平暗殺計画」をスクープした筆者が問う。


荒木優太 『これからのエリック・ホッファーのために:在野研究者の生と心得』 東京書籍、2/241500円+税 〔詳細〕

 *先人に学び、選択肢を増やすため、16人の<在野研究者>の「生」を、彼らの遺した文献や、伝記的事実から読み解く。

大学や組織などに所属せずとも、しぶとく「生き延びる」ための<あがき>方の心得、40


有田正規 『科学の困ったウラ事情』 岩波科学ライブラリー、2/241200 +  〔詳細〕

 *科学の世界は大きく変化している。科学者は実用性を要求され、数値評価が重視される。多額の研究費と引換えに持ち込まれた市場原理主義と成果主義は、引用もされない論文を増加させ、不正のメリットを膨らませる。研究の戦略化、巨大プロジェクト化でますます疲弊する研究者たち。辛口の指摘とともに現実的な方策を提示する。


飯田高誉 『戦争と芸術:美の恐怖と幻影』 リットーミュージック、3/242500円+税 〔詳細〕

 *「戦争と芸術」を多角的に検証。太平洋戦争時の戦争画だけではなく、広い視野で「戦争と芸術」の間にある関係性を現代に接続して明らかにします。


《ナイトランド・クォータリー》vol.04 異邦・異境・異界、アトリエサード(発売:書苑新社)、2/251700円+税 〔詳細〕

 *身近なところから秘境まで、異界に遭遇する物語の特集!!ランズデール、ホジスン、ラヴクラフトほか翻訳7編、日本作品は朝松健と友成純一を掲載。


■ジャイルズ・ミルトン/築地誠子訳 『レーニン対イギリス秘密情報部』 原書房、2/253500円+税 〔詳細〕

 *ロシア革命前夜の1916年から革命後の1921年まで、インドにも革命を起こそうとするロシアと、これを防ごうと決死の諜報活動をするイギリス情報部との息詰まる戦いの記録。あらゆる人間の思惑を濃密に描いたロシア革命裏面史!→20151023日刊行予定だったが、未刊。→『ロシアンルーレット』から訳題変更。


■浜田幸絵 『日本におけるメディア・オリンピックの誕生:ロサンゼルス・ベルリン・東京』 ミネルヴァ書房、MINERVA社会学叢書、2/257000円+税 〔詳細〕

 *メディア・イベントとしてのオリンピックによってナショナリズムが高揚し、極限に至るまでの過程を描いた力作。→11月から12月刊行予定に変更。→20161月に延期。→さらに2月に延期。


ポール・B・ウィグナル/ 柴田譲治訳 『大絶滅時代とパンゲア超大陸:絶滅と進化の8000万年』 原書房、2/252500円+税 〔詳細〕

 *「2億年前、全生物の90%以上が失われた。最大の原因はパンゲア超大陸の存在である」と解説。様々な説を検証、フィールドワークから得た証拠を提示する。


佐原雄二 『幻像のアオサギが飛ぶよ:日本人・西欧人と鷺』 花伝社、2/251500円+税 〔詳細〕

 *なぜアオサギは不気味になったのか?「孤独、孤高、精悍なアオサギ」のヨーロッパ。「火を吐く妖怪、不気味で憂鬱なアオサギ」の日本。なぜアオサギのイメージは日本と西欧で全く異なるのか? サギの生態に魅せられたサギ博士が、古今東西の文学を渉猟して、サギ像分裂の背景を探り、人間と動物の関わりに思いを馳せる。


アレックス・ワーナー編/日暮雅通訳 『写真で見るヴィクトリア朝ロンドンとシャーロック・ホームズ』 原書房、2/263800円+税 〔詳細〕

 *名探偵が過ごした19世紀末ロンドンを、貴重な写真と絵画で案内。300点に及ぶロンドン博物館の資料と、第一線の研究者による解説で、世界都市の実像が蘇る。


原田実 『江戸しぐさの終焉』 星海社新書、2/26840円+税 〔詳細〕

 *日本の教育をむしばんだ「江戸しぐさ」を終わらせるために。創作者・芝三光の人となり、推進団体のお家騒動、そして教育界の混乱。新史料をもとに、作られた伝統・江戸しぐさに引導を渡す一冊。


■山口謠司 『日本語を作った男:上田万年とその時代』 集英社インターナショナル、2/262300円+税 〔詳細〕

 *明治にはまだ「日本語(標準語)」はなかった。近代言語学をはじめて日本に導入し、仮名遣いの統一などを通じ近代日本語の成立にきわめて大きな役割を果たした国語学者・上田万年の生涯を描く。


■植田康夫 『出版の冒険者たち。:活字を愛した者たちのドラマ』 水曜社、2/262200円+税 〔詳細〕

 *本と雑誌。活字を愛した者たちのドラマ。出版社創業時の苦労話、大型企画の誕生秘話、新雑誌創刊のきっかけなどを紹介する一冊。


印南敦史 『遅読家のための読書術:情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』 ダイヤモンド社、2/261400円+税 〔詳細〕

 *積ん読、解消!! 20冊があたり前になる。なぜ「1ページ5分」の遅読家が年700本の人気書評家になれたのか? 音楽を聴くように本を読む――さあ、「フロー・リーディング」の習慣を始めよう。


■クリス・マクナブ/角敦子訳 SAS・特殊部隊式図解サバイバル・テクニック』 原書房、2/262000円+税 〔詳細〕

 *「自分の身は自分で守ろう」と考える人びとに、最悪の状況下で生きのびるテクニックを、SAS・精鋭部隊が実際に用いている方法にもとづき、豊富なイラストとともに具体的に伝授する。


川合伸幸 『コワイの認知科学』 新曜社、「認知科学のススメ」シリーズ2、2/261600円+税 〔詳細〕

 *できれば無くしたい「コワさ」の謎を探求します。あの生き物はなぜコワいのか、コワいという気持ちはどのように生まれるのか。コワさを和らげるヒントも分かるかも?


《幻影城 終刊号》20161月号、2/271500円+税

*泡坂妻夫・田中文雄・栗本薫・連城三紀彦・二上洋一の再録作品や新作エッセイ、影の会通信のエッセイ、《幻影城》をめぐるエッセイと書誌などで構成。

 

荒俣宏 『脳内異界美術誌:幻想と真相のはざま』 KADOKAWA2/272400円+税 〔詳細〕

 *アウトサイダー・アート、幻想美術、抽象画…。精神が生み出す特異な作品群は、いかにして生み出されたのか。スペシャリストとの対談を通じその歴史やメカニズムにまで踏み込み、脅威の芸術の正体に迫る!→雑誌《怪》での連載対談「荒俣宏の脳内異界探偵」を書籍化したもの。→1月刊行予定が2月に。


■ジョン・マッケイド/中里京子訳 『おいしさの人類史:人類初のひと噛みから「うまみ革命」まで』 河出書房新社、2/292400円+税 〔詳細〕

 *人類の祖先による最初のひと噛みから、遺伝学や脳科学に基づく最新研究、そして現在進行中の「グルメ」革命まで。謎につつまれた「味覚」に関するあらゆる最新情報を紹介する5億年の歴史。


郭鋒 『戦前期日本の食品問題』 専修大学出版局、2/293200円+税 〔詳細〕

 *明治から戦前期にかけて日本の食品衛生史、衛生行政の展開や衛生組合の活動を概観。衛生観念はどのように意識されていったか。→ 第3章 明治期製茶 第一節 近代日本茶業の沿革 一、偽茶・粗悪茶、粗悪不正茶、着色茶の定義/第三節 茶業組合資料からみた明治期製茶品質問題 一、偽茶・粗悪茶問題と日本政府・茶業組合の対応;第5章 近代製菓 第三節 和洋製菓の品質問題  四、上品な菓子―有害着色料問題 五、有毒着色料―有害着色料


 

【2016年3月に出た本から】

 

市川浩編著 『科学の参謀本部:ロシア/ソ連邦科学アカデミーに関する国際共同研究』 北海道大学出版会、3/212500円+税 〔詳細〕

 *国家と科学の関係性は、ロシア・ソヴィエト史に特殊なものとして冷視されるべきではない。ソ連邦解体後の科学史研究の展開を知るためにも重要な研究書である。→「第Ⅳ部 ルィセンコ事件再考」でルイセンコ事件を大きく取り上げている。


長井那智子編 『人魚』 皓星社、シリーズ紙礫33/21700円+税 〔詳細〕

 *海の半人半獣「人魚」をめぐる海色の物語。恋愛小説、童話、探偵小説、古典題材、前衛小説、海外の作品など、神秘的で印象深い人魚を主題にした九編を取り上げた。


金子信久 『日本おとぼけ絵画史:たのしい日本美術』 講談社ARTピース、3/32600円+税 〔詳細〕

 *庶民が愛好し、日本人の心を潤してきた「とぼけている」としか言いようのない、素敵な絵画群。その大きな流れをたのしく紹介!


上野正彦 『監察医が泣いた死体の再鑑定:2度は殺させない』 東京書籍、3/31400円+税 〔詳細〕

 *著者の元には、警察、保険会社、および遺族から再鑑定の依頼が数多く寄せられる。引き受けた著者は、なぜ最初の鑑定が間違っていたかを紐解いていく。ときには裁判所で、証人として最初の鑑定人と対峙したり、再鑑定の再々鑑定を提出したりと……事件は2転、3転。


田村圭介、上原大介 『新宿駅はなぜ1日364万人をさばけるのか』 SBクリエイティブ、SB新書、3/5800円+税 〔詳細〕

 *リニューアル工事が20164月に完成する「ギネス世界一の乗降客数」をほこる新宿駅の謎を、駅研究の第一人者である田村圭介准教授と、気鋭のゲームクリエイター上原大介が解く! 地上2階、地下7階の新宿駅はどのようにして、平均乗降客数364万人/日をさばいているのか。


天理大学考古学・民俗学研究室編 『モノと図像から探る妖怪・怪獣の世界』 勉誠出版、3/71600円+税 〔詳細〕

 *妖怪や怪獣を生み出してきた人々の創造力と想像力を、ササン朝ペルシャの装飾太刀や正倉院の人面鳥、一つ目小僧やゴジラなどから明らかにする、考古学と民俗学の融合的研究。


■奥野宣之 『図書館「超」活用術』 朝日新聞出版、3/71204円+税 〔詳細〕

 *集中力、発想力、思考力、教養力を得るためのすべてがあった! 一人ひとりが「答えなき問題」への解を出し、自己決定しなければならない時代。司書資格ももつ著者が、最強の使い倒し方を伝授。


■乾石智子 『炎のタペストリー』 筑摩書房、3/81600円+税 〔詳細〕

 *幼い頃〈火の鳥〉に魔法を奪われたエヤアルに突然生じた能力。その力が彼女を陰謀と戦火渦巻く世界に誘う。ひとりの少女の成長を描いた本格ファンタジー。


コードウェイナー・スミス/伊藤典夫・浅倉久志訳 『スキャナーに生きがいはない:人類補完機構全短篇1』 ハヤカワ文庫SF3/91200円+税 〔詳細〕

*伝説の作家の未来史作品を年代順に収録する短篇全集第1巻。本邦初訳2篇を含む全15篇を収録。 〈続巻〉2アルファ・ラルファ大通り/3三惑星の探求


■塩谷清人 『ジョナサン・スウィフトの生涯:自由を愛した男』 彩流社、3/92800円+税 〔詳細〕

 *『ガリヴァー旅行記』の作者スウィフトとはいったい何者だったのか。作品を繰り出しては物議をかもしつづけたスウィフトの、痛烈な諧謔と風刺の精神の源とは? 作品や書簡などもひもときながら、思うに任せぬ環境のなか、徹底的にあがき、自由に生きようとした男の生涯をたどる。


アンドリュー・ジンバリスト/ 田端優訳 『オリンピック経済幻想論:2020年東京五輪で日本が失うもの』 ブックマン社、3/91600円+税  〔詳細〕

 *東京五輪はすでに金銭的にも広告的にも頭打ち。感動を与え富を失う世界的イベントの意味とは? 過去の大会の経済収支から読み解く、“オリンピックは儲からない”という真実。オリンピックで日本の景気は良くなる!と思っているすべての人へ…残念ながら、これが現実です。


中央大学人文科学研究所編 『アーサー王物語研究』 中央大学出版部、3/94600円+税 〔詳細〕

 *中世ヨーロッパで人気を博した「アーサー王物語」の誕生と展開に着目した画期的な論文集。中世ウェールズの『マビノギオン』からトールキンの未完物語『アーサーの顚落』まで、様々な視点から「アーサー王物語」の魅力に迫る。


マッケンジー・ファンク/柴田裕之訳 『地球を「売り物」にする人たち:異常気象がもたらす不都合な「現実」』 ダイヤモンド社、3/112000円+税 〔詳細〕

 *北極海に眠る資源争奪戦に明け暮れる石油メジャー、治水テクノロジーを「沈む島国」に売り込むオランダ、水と農地を買い漁るウォール街のハゲタカ……壊れゆく地球すらビジネスチャンスに変わる「温暖化ビジネス」のえげつない実態を全米注目のジャーナリストが暴く。


■伊藤龍也写真・文 『妖怪の棲む杜:国立市 一橋大学』 現代書館、3/151300円+税 〔詳細〕

 *一橋大学の構内では石造りの妖怪たちが100体以上もひっそり棲息している。設計は、築地本願寺を設計したことで知られる建築家の伊東忠太。武蔵野の面影を残す構内の美しい風景と、建物に潜む妖怪の数々を写し出した写真集。→20159月刊行予定が10月に延期。→さらに11月に。→さらに20161月に。→さらに3月に。


■中村浩、青木豊編 『観光資源としての博物館』 芙蓉書房出版、3/152500円+税 〔詳細〕

 *時代と地域のニーズに合った博物館のあり方を「観光資源」の視点で提言する。26人の専門家が豊富な事例を紹介し、これからの博物館づくりの課題も分析する。


■榎本博明 『中高年がキレる理由(わけ)』 平凡社新書、3/17760円+税 〔詳細〕

 *公共の場で突然キレる中高年(男性)が増えたのはなぜか? 実例を示し、行動の背後に潜む心理、社会的背景、対処法などを考える。


今野真二 『漢和辞典の謎:漢字の小宇宙で遊ぶ』 光文社新書、3/17860円+税 〔詳細〕

 *知っているようで知らなかった漢和辞典のさまざまな性格や歴史を解剖。漢字の世界、日本語の世界に分け入る。


古野まほろ 『残念な警察官:内部の視点で読み解く組織の失敗学』 光文社新書、3/17760円+税 〔詳細〕

 *元警察官僚で、警察大学校の主任教授を務め、現在小説家の著者が、市民としてまた警察内部の視点から「警察の説明責任」「警察の不作為責任」が厳しく問われた四大不祥事を解説する。


山口謠司 『日本語通』 新潮新書、3/17740円+税 〔詳細〕

*日本語はスリリングな情報と知られざる歴史の宝庫である。漢字、発音、文法、歴史について、思わず他人に話したくなる薀蓄を凝縮。


高橋敏 『大坂落城異聞:正史と稗史の狭間から』 岩波書店、3/172800 +  〔詳細〕

 *大坂落城後に豊臣秀頼とその一族が九州に落ちのびたという伝承は、どのように生み出され、人びとに受容され続けたのか。大坂の陣を、徳川による大義名分のいくさと位置づける「正史」との緊張関係のもと、さまざまな「稗史」を生み出す背景となったものは何であったのか。その生成の実態に歴史学からのアプローチを試みる。


大木毅 『ドイツ軍事史:その虚像と実像』 作品社、3/182800円+税 〔詳細〕

 *栄光と悲惨! 輝けるドイツ統一戦争から、第二次世界大戦の惨憺たる壊滅まで――ドイツ軍は何故に勝利し、何故に敗北したのか? 戦後70年を経て機密解除された文書、ドイツ連邦軍事文書館や当事者の私文書など貴重な一次史料から、プロイセン・ドイツの外交、戦略、作戦、戦術を検証。戦史の常識を疑い、“神話”を剥ぎ、歴史の実態に迫る。


■根崎光男 『犬と鷹の江戸時代:〈犬公方〉綱吉と〈鷹将軍〉吉宗』 吉川弘文館、歴史文化ライブラリー、3/181800円+税 〔詳細〕

 *動物好きな将軍の鳥獣政策に翻弄される庶民生活。両者の諸政策を対比し、元禄~享保年間に揺れ動いた政治や文化を動物を通して描く。


■小島道裕 『洛中洛外図屏風:つくられた〈京都〉を読み解く』 吉川弘文館、歴史文化ライブラリー、3/181700円+税 〔詳細〕

 *室町から江戸にかけて、多くの作品が描かれ続けたのはなぜか。絵に込められた情報から描かせた人々の思いを読み解き、魅力に迫る。描き続けられた「自分が見たい京都」。作品全体を見渡すガイドブック。


■円満字二郎 『漢字の使い分けときあかし辞典』 研究社、3/182300円+税 〔詳細〕

 *「同訓異字」の漢字の使い分けについて、詳しく、柔軟に、親しみやすい読み物ふうに解説。


池上英洋 『「失われた名画」の展覧会』 大和書房、3/222000円+税 〔詳細〕

 *焼失、盗難、戦争…人の愚かしさによってこの世から消えてしまった西洋名画が勢揃い。絵画に秘められた悲哀のドラマが鮮やかに蘇る。


海野弘監修 『世界の美しい本』 パイインターナショナル、3/222900円+税 〔詳細〕

 *美しい「紙の本」の壮大な歴史と物語。


『バイオハザードぴあ』 ぴあ、ぴあMOOK、3/221389円+税 〔詳細〕

 *シリーズ20周年を記念して、これまでのタイトルの振り返りやキャラクターガイド、ゾンビなどのクリーチャー図鑑、事件年表、最新作『バイオハザード アンブレラコア』の情報など、「バイオハザード」シリーズの内容を大解剖


アル・J・フェンター/小林朋則訳 『ドキュメント世界の傭兵最前線:アメリカ・イラク・アフガニスタンからアフリカまで』原書房、3/232800円+税 〔詳細〕

 *世界初の民間軍事会社(PMC)、南アフリカのエグゼクティヴ・アウトカムズ社とその関係者を中心に、傭兵の活動を紹介。紛争を解決できない超大国の権力争いから離れた内戦の終結と治安回復に貢献するプロの傭兵たちのリアルな姿を伝える1冊。


竹内勝巳 『オビから読むブックガイド』 勉誠出版、3/232800円+税 〔詳細〕

 *書店での初めての出会いを演出するオビとコピー文。それを眺めながら読むこれまでにないブックガイド。出版業界のオビの歴史も振り返りながら、全150冊レビュー!


とみさわ昭仁 『無限の本棚:手放す時代の蒐集論』 アスペクト、3/231480円+税 〔詳細〕

 *蒐集にとりつかれ、50年の人生から導き出された驚愕のコレクション論! 何も集めないコレクター、溜め込むことから開放された「エアコレクター/エアコレクション」とは?


■G・K・チェスタトン/田口俊樹訳 『ブラウン神父の無垢なる事件簿』 ハヤカワ文庫HM3/24840円+税 〔詳細〕

 *ブラウン神父が鋭い推理を繰り出す傑作短篇シリーズ〈第1集〉の新訳版。全12篇収録。


■長山靖生 『奇異譚とユートピア:近代日本驚異<SF>小説史』 中央公論新社、3/245800円+税 〔詳細〕

 *明治期以降、ヴェルヌやロビダの影響を受けながらも、独自に発展した科学小説や政治小説の夢想力と生成過程を当時の世相から考察。


岡田温司 『天使とは何か:キューピッド、キリスト、悪魔』 中公新書、3/25780円+税 〔詳細〕

 *エンジェルとキューピッドは同じ?  キリストや悪魔は天使だった? キリスト教美術に登場する天使たちを追いながら、その正体に迫る。


■佐々淳行 『私を通りすぎたスパイたち』 文藝春秋、3/251500円+税 〔詳細〕

 *ゾルゲ、ラストボロフ、レフチェンコ、瀬島龍三、秘密メモ全公開。日本に侵入した様々なスパイたちの捜査秘話を含め、自らがアメリカでスパイ特訓を密かに受け、時にはスパイを操った事実を初告白。 


■水口義朗 『「週刊コウロン」波乱・短命顛末記』 中央公論新社、3/251600円+税 〔詳細〕

 *新潮、文春に続けと老舗出版社が週刊誌を創刊。異色の編集方針を掲げ、60万部を刷ったが…。当時の新入部員が綴る55年目の敗戦記。


■飯倉章 『第一次世界大戦史:諷刺画とともに見る指導者たち』 中公新書、3/25760円+税 〔詳細〕

 *第一次世界大戦では、戦意高揚や敵国を揶揄するための風刺画が、各国メディアで多用された。複雑な大戦史を絵を織り交ぜながら追う。


ウィリアム・ホープ・ホジスン/野村芳夫訳 『〈グレン・キャリグ号〉のボート』 アトリエサード(発売:書苑新社)、ナイトランド叢書、3/252100円+税 〔詳細〕

 *海難に遭遇したグレン・キャリグ号。救命ボートが漂着したのは怪物ひしめく魔境。《ボーダーランド三部作》遂に完訳。


チャールズ・モンゴメリー・スキナー/垂水雄二・福屋正修訳 『花の神話伝説事典』 八坂書房、3/263000円+税 〔詳細〕

 *人類の想像力の宝庫である世界の神話や伝説の中で、花や草、樹木、果実は何を象徴し、どんな役割を果しているのか。


■山口建治 『オニ考:コトバでたどる民間信仰』 勁草書房、3/262800円+税 〔詳細〕

 *オニは日本語の中にどのように登場したか。オニとは何だったか。語源を辿り、歴史に伏流する中国民間信仰「瘟神」伝来の真相に迫る。


谷口祥一、緑川信之 『知識資源のメタデータ 2版』 勁草書房、3/263400円+税 〔詳細〕

 *体系的な説明で好評を博した初版に、知識(情報)資源の組織化にかかわる近年の最新情報を加えて改訂。図書館情報学関係者必携の書。


宇田川敬介 『震災後の不思議な話:三陸の怪談』 飛鳥新社、3/261200円+税  〔詳細〕

 *未曾有の災害から5年。被災地で語られた「幽霊譚」から、日本人の死生観にふさわしい「心の復興」のあり方を探る。


矢野光治 『『捜神記』のどうぶつたち』 駿河台出版社、3/274000円+税 〔詳細〕

 *中国の志怪小説「捜神記」に登場する「イヌ」「キツネ」「タヌキ」といった動物について考察するほか、「捜神記」の大蛇退治説話と日本のヤマタノヲロチ伝承、東アジアの中の請雨儀礼に関する論考を収録。


太田彩、小林忠、岡田秀之、池澤一郎、狩野博幸、辻惟雄 『若冲ワンダフルワールド』 新潮社、とんぼの本、3/281600円+税 〔詳細〕

 *最新知見も加えて、この稀有な絵師の魅力と見どころを丁寧に解き明かす決定版。《動植綵絵》全30幅はもちろん、著色画、水墨画、版画の名品を一挙紹介。


石井正己編 『博物館という装置:帝国・植民地・アイデンティティ』 勉誠出版、3/304200円+税  〔詳細〕

 *近代化に伴う「世界」の広がりは自他の認識を強固にし、他者を陳列し掌握するという欲望は「博物館」という装置を作り上げていった。また一方で、博物館は、歴史の暴力をいまに留め伝える役割を果たしつつある。われわれは、いま博物館という装置を如何に考えていくべきか。→松居竜五「「帝国」を逸脱する視線―南方熊楠の大英博物館における筆写作業をめぐって」を収録。


チャールズ・C・ギリスピー/島尾永康訳 『創世記と地質学:19世紀の科学思想とその神学的背景』 晃洋書房、3/304700円+税 〔詳細〕

 *ほとんどすべての科学者が同時に聖職者でもあった19世紀。地質学や進化論の登場は、彼らの信仰心を大きく揺さぶり大論争を巻き起こした。「宗教対科学」ではなく、「科学の中の宗教」の問題として19世紀科学史を描き出す。


間川清 『裁判官・非常識な判決48選』 幻冬舎新書、3/30800円+税 〔詳細〕

 *一般人の感覚では「非常識」としか思えない判決が目につく昨今。裁判官が頭でっかちで世間知らずだからこうなるのか? それとも実は、当事者のやむをえない事情を汲みつくした上での英断なのか? 裁判経験豊富な弁護士が、世間で「トンデモ判決」と言われる48の裁判を読み解き、痛快にジャッジ!


南直人 『〈食〉から読み解くドイツ近代史』 ミネルヴァ書房、3/313500円+税 〔詳細〕

 *工業化や都市化による食生活の変化を分析する。また〈食〉と政治との関わりとして、〈食〉の科学や教育のほか、食品偽装を防止するための制度構築の過程を明らかにする。→第6章 食の安全を保証するために:食品偽装問題と食の「規律化」


Intelligence16号、早稲田大学20世紀メディア研究所、3/31  〔詳細〕

 *特集:占領軍のインテリジェンス 特集:プロパガンダの戦中と「戦後」。


■石坂尚武 『地獄と煉獄のはざまで:中世イタリアの例話から心性を読む』 知泉書館、3/318500円+税 〔詳細〕

 *ペストや飢饉による終末的危機からの救済を求めて必死に生きる中世の人々の思考や行動を明らかにする。→2015/10以降刊行予定となっていたが遂に刊行。


李世瑜/竹内房司監訳 『中国近代の秘密宗教』 研文出版、3月、4800円+税 〔詳細〕

 *輔仁大学人類学研究院に提出した修士論文『中国秘密宗教研究』をもとに、1948年、成都で刊行された『現在華北秘密宗教』の完訳。2007年に台湾の蘭台出版社より増訂本を刊行した。黄天道・一貫道や在理教などを秘密結社とせず秘密宗教と定義し、考究した。



【2016年4月に出た本から】

 

◆2016年4月刊行予定

河野眞 『ファウストとシンデレラ:民俗学からドイツ文学の再考に向けて』 創土社、4/19200円+税 〔詳細〕

 *世界中でもっとも有名で、誰からも親しまれている「シンデレラ」について、民俗学の視点から、鋭く考察する。ドイツ文学と民俗学に関する論考を集成。「民俗文化からみたゲーテ」「シンデレラの構造と源流」「昔話の類型学に寄せて」の3部構成。エルンスト・バルラッハの鉛筆画なども収載。


杉浦隆幸 Googleが仕掛けた罠』 小学館新書、4/1760円+税 〔詳細〕

 *ハッカーが伝授する究極の個人情報防衛術。


『映画秘宝EX 映画の必修科目15  爆食! ゾンビ映画100 洋泉社、4/41200円+税 〔詳細〕

 *全世界での製作本数1000本以上!80年におよぶゾンビ映画の歴史と驚くべき進化を学べる1冊!


H.キュンク/矢内義顕訳 『キリスト教は女性をどう見てきたか:原始教会から現代まで』 教文館、4/62100円+税 〔詳細〕

 *初期教会で活躍した女性使徒や女性預言者はどこに消えたのか? マリア崇敬はいつどのようにして始まったのか? 魔女狩りはなぜ行われたのか? 避妊や堕胎、離婚の可否、聖職者の独身制や女性の叙階など、今日的な課題への具体的な提言にまで踏み込んだ画期的なキリスト教女性史。→第四章 宗教改革時代における女性 7 魔女としての女性たち/8 魔女狩りの責任は誰にあるのか/9 魔女狩りの理由


デイヴィッド・ライアン/田島泰彦・大塚一美・新津久美子訳 『スノーデン・ショック:民主主義にひそむ監視の脅威』 岩波書店、4/61900円+税 〔詳細〕

 *20136月、世界を震撼させた一人の若者――スノーデン。彼はアメリカ国家安全保障局(NSA)によるデータ監視がオーウェル『一九八四年』をはるかに凌ぐものだという不都合な真実を暴露した。情報・通信企業も一枚絡んだ世界中の万人監視の構造と機能が明らかにされる。


倉原優 『本当にあった医学論文3 中外医学社、4/62000円+税 〔詳細〕

 *みたび帰ってきたシリーズ最新作。実在する驚きの症例報告、大真面目なだけにどこか笑える論文、臨床に役立つ(かもしれない)論文を紹介。医学論文の世界はやっぱり面白い!


■関誠 『日清開戦前夜における日本のインテリジェンス:明治前期の軍事情報活動と外交政策』 ミネルヴァ書房、4/76500円+税 〔詳細〕

 *本書は、近代日本情報史の通史的考察の出発点となる明治前期日本の情報活動を明らかにする。この期間の軍事情報活動と情報関係者の対外認識を明らかにし、政府の対外政策を検証。多数の未利用史料を踏査し、陸海軍、外務省、政府全体の対清・対露活動における情報収集から対外政策への活用まで、日本の情報活動の全体を対象とした。単なる情報史でなく外交史研究との架橋を初めて試みた画期的研究成果。


■稲葉千晴 『バルチック艦隊ヲ捕捉セヨ:海軍情報部の日露戦争』 成文社、4/83000円+税 〔詳細〕

 *新発見の史料を用い、日本がどのようにしてバルチック艦隊の情報を入手したかを明らかにし、当時の海軍の情報戦略を解明していく。さらに情報収集の現場を訪れ、集められた情報の信憑性を確認。連合艦隊司令長官東郷平八郎が日本海海戦でどれほどの勝算を有していたか、を導き出していく。


森卓也著/和田尚久編 『森卓也のコラム・クロニクル 1979-2009 トランスビュー、4/86800円+税 〔詳細〕

 *森卓也が約30年間にわたって『中日新聞』に連載していたエンタテイメント時評のコラムから1643本を選び、映画評、作家論を加えて書籍化。落語、コント、芝居、映画、テレビなど、あらゆる芸への批評から<時代>がたちあがる。


ピーター・ニューエル/高山宏訳 『穴の本』 亜紀書房、4/81600円+税 〔詳細〕

 *ふしぎな穴を のぞいてごらん 世界一周 つきぬけた! 絵本の魔術師ピーター・ニューエルのヘンテコでたのしい仕掛け絵本です。


■中村宏之 『世界を切り拓くビジネス・ローヤー:西村あさひ法律事務所の挑戦』 中央公論新社、4/101204円+税 〔詳細〕

 *世界を揺るがす企業の合併・買収(MA)や企業生命にかかわる訴訟事件を解決に導くビジネス・ローヤー(企業弁護士)の仕事術とは。


■ディディエ・オッタンジェ/柏木博監修、遠藤ゆかり訳 『シュルレアリスム辞典』 創元社、4/119000円+税 〔詳細〕

 *1920年代、フランスの詩人アンドレ・ブルトンが創始したシュルレアリスムは既成の芸術運動をはるかに超え、思想運動にまで発展した。残された数多くの言葉や作品の詳細な解説、約140点に及ぶ図版を網羅した辞典は本邦初。


祖父江慎 『祖父江慎+コズフィッシュ』 パイインターナショナル、4/118800円+税 〔詳細〕

 *ブックデザイナー・祖父江慎の主立った仕事を「コミックス」「読み物」「ビジュアル」「コズフィッシュ以前」の4カテゴリーに分けて祖父江自らによる解説とともに一挙掲載。加えて本文フォーマットや造本の設定書なども多数収録、巻末にはコズフィッシュ以前から2016年現在までの全仕事を網羅したブックリストも併録。


渡邊大門 『進化する戦国史』 洋泉社、4/111700円+税 〔詳細〕

 *これまで正しいと信じられてきたことが、覆される醍醐味。信長、毛利氏、関ヶ原合戦、大坂の陣----今や戦国史は刻一刻と研究が進み、その実像解明が著しく進展している。


下村忠利 『刑事弁護人のための隠語・俗語・実務用語辞典』 現代人文社、4/111800円+税 〔詳細〕

 *「ケツ持ち」「ニギリ」「赤玉」「事始め」「ゼロ銭で行く」……被疑者・被告人との正確なコミュニケーションと信頼関係を築くために、弁護士経験40年の中で知った隠語や業界用語1300以上を集めてその使用例や意味を解説する。


白水貴 『奇妙な菌類:ミクロ世界の生存戦略』 NHK出版新書、4/11780円+税 〔詳細〕

 *地球上で最も未知の生物、菌類たちの知られざる世界。本物の花そっくりに化け、アリの身体を乗っ取って操り、罠を使って狩りをする……。したたかな社会生活術から地球生態系を支える驚異の能力まで、菌類たちの奇妙で面白い世界を気鋭の研究者が案内する。


蔀勇造訳注 『エリュトラー海案内記 1』 平凡社、東洋文庫、4/113200円+税  〔詳細〕

 *1世紀ころの紅海・アラビア海からインド洋にかけての交易の実態を伝える貴重な資料。ギリシア系商人が書いたとされる本書を、第一人者が最新の研究成果を盛り込んだ綿密な注釈で読む決定版。 


■アレックス・ジョンソン/北川 玲訳 『世界の不思議な図書館』 創元社、4/123200円+税 〔詳細〕

 *本さえあれば、そこは図書館になる。マドリードの地下鉄図書館からモンゴルのラクダの図書館、電話ボックスを活用した小型ライブラリーや個人宅に設けた夢の図書空間まで、世界中のバラエティあふれる変わり種ライブラリーを紹介。


高島俊男 『漢字と日本語』 講談社現代新書、4/12880円+税 〔詳細〕

 *読んだその日から、つい誰かに話したくなる漢字雑学の数々。


上田篤盛 『中国が仕掛けるインテリジェンス戦争:国家戦略に基づく分析』 並木書房、4/132500円+税 〔詳細〕

 *中国共産党の「特務」活動は中華人民共和国の建国より古く、「戦わずして勝つ」という独特の手法を我が国にも繰り出していることが詳述されている。


ジョー・マーチャント/服部由美訳 『「病は気から」を科学する』 講談社、4/133000円+税 〔詳細〕

 *エビデンスをもとに導き出された、「西洋医学=絶対」でもなく、「自然療法=インチキ」でもない「第三の真実」とは? 「病は気から」を科学すれば、思いや思考によって最先端医療の効果を最大化できる。


ピーター・ブラウン、ヘンリー・ローディガー、マーク・マクダニエル/依田卓巳訳 『使える脳の鍛え方:成功する学習の科学』 NTT出版、4/142400円+税 〔詳細〕

 *最新の実証研究が解き明かす、驚くべき「記憶と学習の真実」。「復習する」「同じ教科に集中して取り組む」「線引きを使い分ける」など、日本でも半ば通説的に正しいとされている学習方法が、実は効率が悪いことが明らかに!


宇佐美幸彦 『ビルダーボーゲンの研究』 関西大学出版部、4/156500円+税 〔詳細〕

 *ビルダーボーゲンは19世紀ドイツの大衆の間に普及した一枚絵の印刷物である。視覚・情報メディアの歴史的研究には不可欠な研究対象である。また大衆の生活、心情が反映されており、ドイツ大衆を歴史的に把握するためには貴重な史料である。


林進 『宗達絵画の解釈学:「風神雷神図屛風」の雷神はなぜ白いのか  敬文舎、日本文化私の最新講義、4/152800円+税 〔詳細〕

 *風神は宗達自信、雷神は無二の親友を描いたもの。では、その親友とは? 宗達絵画の深意に迫る。


スティーヴン・D・レヴィット、スティーヴン・J・ダブナー/望月衛訳 『ヤバすぎる経済学:常識の箱から抜け出す最強ロジック』 東洋経済新報社、4/151800円+税 〔詳細〕

 *悪用厳禁!昨日とは違う世界が見えてくる世界でいちばん過激な経済学。


本郷和人 『戦国夜話』 新潮新書、4/16780円+税 〔詳細〕

 *誰もが知っている「関ヶ原の戦い」も、ちょっと視点を変えるだけでまったく違った面が見えてくる。最新学説に独自の推理を盛り込めば、史実の裏側を覗く醍醐味が倍増。細川、前田、上杉ら大大名の動向を軸に、戦国最大にして最後の決戦前後の複雑な人間模様を描き出す。


安田敏朗 『漢字廃止の思想史』 平凡社、4/184200円+税 〔詳細〕

 *「文字に思想はない」はずなのに、効率論や西洋型先端思想やナショナリズムに基づいて漢字を制限もしくは廃止する思想を思想史として総括した意欲作。 3月刊行予定が4月に。


今野真二 『リメイクの日本文学史』 平凡社新書、4/18800円+税 〔詳細〕

 *文学の領域はさまざまなリライト現象に満ちている。推敲という最初の「書き換え」から遥かな翻案の連鎖までリライトの諸相をたどり、読み手を書き手に変える文学の力を見定める。


髙島幸次 『奇想天外だから史実:天神伝承を読み解く』 大阪大学出版会、4/181800円+税 〔詳細〕

 *本書では、日本史上初めて人間を〈カミ〉に祀り上げた天神伝承をテキストとして、「七本松伝承」や「渡唐天神伝承」などにまつわる文献を丹念に辿り、読み解くことにより、意外な史実を紡ぎ出し、その面白さを伝える。


中嶋康裕編著 『貝のストーリー:「貝的生活」をめぐる7つの謎解き』 東海大学出版部、4/182900円+税  〔詳細〕

 *海の宝石とも呼ばれ人気の高いウミウシや、カタツムリやナメクジなどの陸の貝を中心に、頭足類以外の軟体動物の巧みな繁殖行動や社会行動について紹介。


■アントネッラ・アンニョリ/萱野有美訳 『拝啓 市長さま、こんな図書館をつくりましょう』 みすず書房、4/192800円+税 〔詳細〕

 *司書、館長職を経て、図書館アドバイザーとして世界中の図書館を飛び回り考察を深めてきた著者。図書館を人々が自然に集まってくる「知の広場」にするための機能・空間設計・運営法等を提言。→201512月刊行予定が、20162月に延期。→さらに4月に延期。→仮題の『拝啓 市長さま、図書館の話をしましょう:空間・創造・参画』から変更。


溝口敦 『闇経済の怪物たち:グレービジネスでボロ儲けする人々』 光文社新書、4/19740円+税 〔詳細〕

 *法律スレスレの世界で、荒稼ぎするグレーゾーンの企業家たち……彼らの知られざる実態に、極道取材の第一人者が迫る。


黒木登志夫 『研究不正:科学者の捏造、改竄、盗用』 中央公論新社、中公新書、4/19880円+税 〔詳細〕

 *科学者たちが不正に手を染めた背景には、様々なドラマが隠されている。研究不正はなぜ起こり、彼らはいかなる結末を迎えたか。本書は欧米や日本、中韓などを揺るがした不正事例を豊富にとりあげながら、科学のあるべき未来を具体的に提言する。


ヘルムート・ラインアルター/増谷英樹、上村敏郎訳 『フリーメイソンの歴史と思想:「陰謀論」批判の本格的研究』 三和書籍、4/202000円+税 〔詳細〕

 *本書では、自らフリーメイソンであったフリードリヒ2世(大王)から19世紀における陰謀論の成立についての分析、ナチ時代のフリーメイソンの弾圧にいたるまでが解説されている。


本間龍 『原発プロパガンダ』 岩波新書、4/20820円+税 〔詳細〕

 *電力料金を原資とする巨大なマネーと日本独自の広告代理店システムによって成功した「安全神話」と「豊かな生活」の刷り込み。豊富なデータから40年余にわたる国民的洗脳の実態を追う、もう一つの日本メディア史。


山田奨治 『日本の著作権はなぜもっと厳しくなるのか』 人文書院、4/201800円+税 〔詳細〕

 *米国からの年次改革要望書、フェアユース、違法ダウンロード刑事罰化、ACTATPP、五輪エンブレム問題など、近年の知的財産・著作権問題の核心にせまる、熱き緊急レポート! 『日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか』(2011年)に続き、すべての日本人必読。→序章を公開。


日本蜃気楼協議会 『蜃気楼のすべて!』 草思社、4/201800円+税 〔詳細〕

 *どうして見えるか、日本のどこでいつ見られるか、さらには蜃気楼の歴史や美術・骨董における蜃気楼まで、まさに蜃気楼のすべてを美しい写真とともに一冊で網羅。


辻惟雄・太田彩監修 『若冲原寸美術館 100%jakuchu! 小学館、4/203000円+税 〔詳細〕

*本書は、若冲の代表作『動植綵絵』を、原寸で味わう決定版画集です。全図とともに、選りすぐりの原寸図版(各幅で4頁の原寸図版)を組み合わせることで、若冲の描法の謎にも迫る、これまでにない、究極の画集です。


吉野準 『情報機関を作る:国際テロから日本を守れ』 文春新書、4/20770円+税 〔詳細〕

 *猛威をふるう国際テロ組織を抑え込む特効薬はインテリジェンスしかない。情報収集と防諜の極意を元警視総監が明かす!


山本夏彦 『私の岩波物語』 文藝春秋、文春学藝ライブラリー、4/201320円+税 〔詳細〕

 *岩波書店、講談社、中央公論社等の版元から広告会社まで、日本の言論と出版の百年を自ら主宰した雑誌「室内」の歴史に仮託して論ず。→元版は、文藝春秋、19945月、後に文春文庫、19975月。


小泉悠 『軍事大国ロシア:新たな世界戦略と行動原理』 作品社、4/212800円+税 〔詳細〕

 *復活した“軍事大国”。21世紀世界をいかに変えようとしているのか?「多極世界」におけるハイブリッド戦略、大胆な軍改革、準軍事組織、その機構と実力、世界第2位の軍需産業、軍事技術のハイテク化……話題の軍事評論家による渾身の書き下ろし!


F.ファンク=ブレンターノ/北澤真木訳 『パリの毒殺劇:ルイ14世治下の世相』 論創社、4/223800円+税 〔詳細〕

 *初代パリ警察長のラ・レニは、〈毒殺事件〉の隠蔽工作を行う国王・重臣・ブルジョワ呪術師等の前に身を挺して立ち向かう17世紀フランス社会の実態を暴くドキュメント。→かなり古い本(1920年版、初版は1899年)の翻訳。


田中辰雄 、山口真一 『ネット炎上の研究:誰があおり、どう対処するのか』 勁草書房、4/222200円+税  〔詳細〕

 *炎上はなぜ生じるのだろうか。炎上を防ぐ方法はあるのだろうか。炎上は甘受するしかないのだろうか。本書はこれらの問いに答える。


■石上三登志 『ヨミスギ氏の奇怪な冒険』 盛林堂ミステリアス文庫、4/231111円+税  〔詳細〕

 *映画・SF・漫画と多くの場面で活躍した石上三登志氏が 雑誌『奇想天外』に連載していたエッセイ「ヨミスギ氏の奇怪な冒険」全連載を収録。


ローズマリ・エレン・グィリー/江本多栄子ほか訳 『悪魔と悪魔学の事典』 原書房、4/255800円+税 〔詳細〕

 *悪魔祓いから憑き物、カバラなど神秘哲学にいたる、悪魔と悪魔学にまつわる500あまりの項目をさまざまな角度から調査し、その歴史や伝承と影響、実態などあますところなく記した決定版。


忠田友幸 『下水道映画を探検する』 星海社新書、4/25920円+税 〔詳細〕

 *時に怪物が潜み、時に逃亡者が駆ける映画の名脇役・下水道。映画の中の下水道を徹底解説する『月刊下水道』の人気連載、遂に書籍化!


山田雄司 『忍者の歴史』 角川選書、4/251600円+税 〔詳細〕

 *一口に忍者といっても、時代によってその姿を変えてきた歴史がある。 今まで解明されることのなかった「忍者」の謎を、忍術書「萬川集海」をはじめとする資料を読み解き、真実の忍者像を明らかにする。


宮田昇 『小尾俊人の戦後:みすず書房出発の頃』 みすず書房、4/253600円+税 〔詳細〕