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■2016年3月展覧会総括

20163月に見た、主に美術関連の展覧会4件(1月から通算14件)について個人的な感想と評価を記した。あくまでも主観的なものである。また騒音・混み具合などは、たまたまその時だけの現象かもしれない。

配列は見た順であって、会期順ではない。

 

◆評価ポイント (5)・・・(1)までの5段階評価

A:展示内容(作品、解説)・構成・展示品の質

B:展示方法・動線設計・照明

C:雰囲気・騒音・混み具合

 

3月

 

 MiyagawaKozan_Suntory_201602 001      Zuroku_MiyagawaKozan_201603 001

サントリー美術館 没後100年 宮川香山」 会期:2/244/17 ◆図録購入

A★★★★★ B★★★★ C★★★★

*宮川香山というと、リアルな造形で装飾する高浮彫による超絶技巧を凝らした真葛焼ばかりをイメージしてしまうし、実際本展でもそうした作品は多く楽しめたのだが、実はそればかりではなく、繊細で青磁のような優美で華麗な作品も作っていたことに感動した。どうやら明治10年代半ば頃から釉薬と釉下彩の研究に取り組み、真葛焼を陶器から磁器に切り替えていったそうだ。それにしても展示されている作品のほとんどは、田邊哲人氏個人のコレクションになるもの。1000点ほどお持ちだそうだが、すごいものです。

 

◆ディナー◆

久方ぶりにフィオッキへ。近所なのでランチのことが多いのだが、今回はディナーで「シェフおまかせ旬菜コース」をいただく。ランチでいつも楽しみにしているガラスの大皿に盛り付けた前菜が夜のコースにはないのは惜しいが、各種の皿に分散させたと思えばいいのか。料理数は多いものの、あまり多くなくちょうどよい分量。


 

Galle_Teien_201601 001    Zuroku_Galle_201603 001

東京都庭園美術館 「ガレの庭:花々と声なきものたちの言葉」  会期:1/164/10 ◆図録購入

A★★★★ B★★★★ C★★★★

*アール・ヌーヴォーの立役者であるエミール・ガレ。その作品のモチーフになったのは植物が中心で、昆虫や魚なども。厖大な植物を専用の庭で育てていたガレらしく、植物は写実的であったりデフォルメされていたり多彩に描かれている。面白いのはデザイン画の残っている作品があったことで、立体物のデザインの描き方がよくわかる(デザイン画はオルセー美術館蔵、作品は北澤美術館蔵)。

 

◆ランチ◆

庭園美術館の後、近くの周中菜房 白金亭の1階茶寮へ。そこそこの味でカミさんは気に入ったようだったのだが、食器などはあまり清潔とは言えず残念。


 

Yakusou_LIXIL_201603 001  

LIXILギャラリー(東京) 「薬草の博物誌:森野旧薬園と江戸の植物図譜」  会期:3/35/21

A★★★☆☆ B★★★☆☆ C★★☆☆

*とても素晴らしい植物図譜の数々だし、解説も簡潔でよいのだが、狭いスペースでも本草書を並べるとやはり苦しい。一部複製だったり、江戸期のものの大正期復刻版だったりしていた。無料なのはありがたいのだが。

 

 DaVinchi_Edohaku201601 001

江戸東京博物館 「レオナルド・ダ・ヴィンチ:天才の挑戦」 会期:1/164/10

A★★☆☆☆ B★★☆☆☆ C★★☆☆☆

*大味な構成の展示。なにしろ目玉がダ・ヴィンチの《糸巻きの聖母》しかないので、周辺のモノをどう取り繕うかにかかっているわけだが、とりあえず集めてみましたレベルでしかなかった。

 

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■2016年映画鑑賞メモ(1月~3月)

読書量が減っているのに反比例して、海外ドラマか映画ばかり見ている。しかし見たものをすぐ忘れてまた見てしまうので、簡単なメモ(文字通り備忘録)を作ってみることにした。ジャンルはアクションもの中心で、SF・ミステリ・ファンタジー・若干のホラーといったところ。とりあえず今年の1月から3月までの3か月間分である。48本、月平均16本。ちなみに、2015年には287本の映画を見ていた(月に24本弱)。

便宜的にほぼ見た順に通し番号を付しているが、メモし忘れたりしているので、見たすべてではない可能性もある。

邦題はTV放映時のタイトル。原題はWikipediaによる。なお、ストーリーその他詳細についてはWikipediaなどを参照してほしい(Wikipediaに立項されていない作品については、適宜参考となるサイトを示した)。アメリカ映画については特記しない。TVのみの映画は*。

なお、いつも録画したうえでCMを飛ばして見ているので、放映された月ではないことも多い。

 

1月

[1] 「ウルトラヴァイオレット」2006 原題:Ultraviolet Wikipedia

ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の未来社会でのアクションものとなると、メイクが違っても、派手なアクションなので、どうしても「バイオハザード」のイメージがつきまとう。もう少し情緒的な要素を加味しているが。


[2] 「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」1980年 原題:Star Wars Episode V: The Empire Strikes Back Wikipedia

※第2作。終盤にダース・ベイダーがルーク・スカイウォーカーに父であることを告げてしまうのだが、あまり効果的ではない。なによりも直後にルークが縦穴に落下してしまうのだが、それこそフォースの力で拾い上げられなかったのか。ルークの所在を確認もせず、あっけなくダース・ベイダーが自分の旗艦に戻ってしまうのは解せない。


[3] 「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」1983年 原題:Star Wars Episode VI: Return of The Jedi Wikipedia

※第3作。最後にダース・ベイダーによって皇帝が敗れるのだが、ちょっとあっけない感じ。


[4] 「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」2002年 原題:Star Wars Episode II: Attack of The Clones Wikipedia

※第5作。クローン軍の兵士たちは、帝国軍のヘルメット姿とちょっと違うようだが。賞金稼ぎで自分のクローンを作らせた男は、全く同じクローンを作らせていたはずなのだが、どこにもでてこない。


[5] 「リターン・トゥ・アース」2014年カナダ 原題:Projet M 〔シネマトゥディ〕

※木星の衛星エウロパへの行くための実験として、1000日間宇宙ステーションで暮らす(暮らすことが主目的なので、何もしていない)。900日目に地球では核戦争が勃発して通信途絶。にもかかわらず愚かな船長が、他国のステーションと連絡をとることを禁じる一方、1000日を過ぎると自分一人脱出を図るも失敗し、帰還できなくなる。戦争が起きた原因がエウロパで発見された異星人の存在を示す証拠とか、よくわからない設定。一応真面目に作っているつもりらしいが、根本的に無理な設定。


[6] 「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」2005年 原題:Star Wars Episode III: Revenge of The Sith Wikipedia

※第6作。アナキン・スカイウォーカーが遂にダース・ベイダーになるのと同時にルークら双子が誕生して、無事エピソード4につなげた。どんどんCGがこれでもかと派手になった感じ。


[7] 「ジャンヌ・ダルク」1999年アメリカ・フランス合作 原題:The Messenger: The Story of Joan of Arc Wikipedia

※ミラ・ジョヴォヴィッチ主演、リュック・ベンソン監督なら見なければ(ミラはリュック・ベンソンと結婚していて、1999年に離婚したらしいのだが、この映画のせい?)。TV放映なので、過激な描写はカットされていた模様。概ねジャンヌ・ダルクの生涯を歴史的に追っているようだが、攻城戦などの見所も随所にあってなかなか良かった。


[8] 「ダイハード31995年 原題:Die Hard: With a Vengeance Wikipedia

※ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)のジタバタした動きはスマートではないが、それはそれで楽しませてくれる。それにしてもニューヨークのデパートや地下鉄を爆破したり、車で公園の中を飛ばしたり、派手なアクションは、思わずどうやって撮影したんだろうと思わせてくれる。


[9] 「ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション」2009年 原題:Universal Soldier: Regeneration Wikipedia

※死人を生かして強力な戦闘員にする実験をCIAが行っていた。その一人をある研究者が悪用して、ロシア首相の子供を誘拐しチェルノブイリ爆破を脅して政治犯保釈と国の独立を要求する。そこへCIAのユニバーサル・ソルジャー部隊が攻撃するわけだが、ロシアは何一つ手を出せなくていいのか。


10 「陰謀のスプレマシー」2012年アメリカ・カナダ・ベルギー合作 原題:The Expatriate、米国題: Erased Wikipedia

※元CIAの暗殺者が、どうしてCIAのセキュリティ・ロック解除を(騙されて)やったりするのか。そのために会社をでっちあげたりしてまで。盗まれたCIAの極秘文書が、沈んだ船の都合の悪い積荷目録とされるが、そもそもやばい物を積んでいたなら、積荷目録に本当のことなど書くわけがない。


11 「シャフト」2000年 原題:Shaft  Wikipedia

※保釈金を払って国外逃亡したら、2度目は保釈できるのだろうか。まあ検事も裁判官も買収されているなら、ありうるか。


12 「ジャックと天空の巨人2013年 原題:Jack the Giant Slayer Wikipedia

※ほとんどCG。たわいのないストーリーだが、巨人に襲われた城からの攻撃方法(たとえば、堀に油を流して火をつけるとか、連装式の弓矢とか)はなかなか面白かった。


 

2月

 

13 「イーオン・フラックス」2005年 原題:Æon Flux Wikipedia

※致死性ウイルスのため地球上の大半の人々が死滅し、ごくわずかだけが生き延びた400年後の世界。支配者への反抗を企む者は暗殺者イーオン・フラックス(シャーリーズ・セロン)を送り込む。だがイーオンは土壇場で暗殺を止めてしまうのだが、支配者側に捕らえられ、そこを脱出(牢を脱出する際に、ボールベアリングのようなものを呼び寄せ、一気に爆発させるアイデアは秀逸)。脱出している際、ある部屋で自然に絡みついたペンダント様のものが、いつのまにか消えてしまうのは気になる。女戦士ものとしてはまあ上出来。


14 「クローズ・デイ2013年ロシア 原題:Temnyy Mir: Ravnovesie allcinema

※ロシア製作のファンタジー。この世に侵入しようとする闇と、それを押し戻そうとする者たちの戦いという設定はよくあるパターン。人間関係をやや複雑にしようとして、ストーリーに無理をきたしているが。闇の勢力が門を開けるために、なぜか像の破片を集めたり、ペンダントや、主人公の女の子の血を捧げることが必要になったり、なかなか進まない。


15 「パトリオット・ゲーム1992年 原題:Patriot Games Wikipedia

※イギリスである重要人物が襲われたところを主人公が助けた時に賊の一人を殺してしまったため、その兄から執拗に狙われるという話。ハリソン・フォード主演なので、どうにも進行がもたついた感じとなる。


16 「シェフ!:三ツ星レストランの舞台裏へようこそ」2012年フランス 原題:Comme un chef Wikipedia

※フランスのエスプリを感じさせるコメディ。何よりもタイトルロールとエンドロールが楽しい。一世を風靡した分子料理への痛烈な皮肉はくどいけど、笑わせる。


17 「Mr. & Mrs.スミス」2005年 原題:Mr. & Mrs. Smith Wikipedia

※ジョン・スミス(ブラッド・ピット)とジェーン・スミス(アンジェリーナ・ジョリー)夫婦は実はそれぞれ相手には内緒なのだが暗殺のプロだったという設定の、コミカルなアクションもの。夫に襲われたジェーンが向いのビルにワイヤロープを打ち込んで逃げるとか、面白いギミック満載。


18 「ザ・コール 緊急通報指令室」2013年 原題:The Call Wikipedia

※シリアスな誘拐事件ドラマなのだが、最後の最後に意外な展開となる。なかなか良く組み立てられている。ただし、今頃の時代に、監視カメラが道路上にもガソリンスタンドにもないのはおかしい。


19 「ナショナル・トレジャー」2004年 原題:National Treasure Wikipedia

※大味な作品。テンプル騎士団の秘宝を探すベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)は、その在りかが独立宣言書の裏に書かれていると考え、国立公文書館から盗み出す。なぜか公文書館のアビゲイル・チェイス博士(ダイアン・クルーガー)はそれを知りながら、いつのまにかゲイツの味方をして、宝探しを手助けしてしまう。あちこちに宝探しのヒントが隠されていて、一種の観光巡りみたいなもの。


20 「ワイルド・スピード EURO MISSION2013年 原題:Fast & Furious 6、別題: Furious Six Wikipedia

※「ワイルド・スピード」シリーズ6作目。3作目の「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」(未見)に続くらしい。カーアクションを見せるための映画らしく、ストーリーは単純。オーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンズ)率いる国際的犯罪組織が運搬中のコンテナを襲うと、中から巨大な戦車が現われて、走ってくる車を踏みつぶしながらハイウェイを逆走するシーンは、なかなか迫力があっていいのだが、そもそも意味不明。ただ大砲を撃ちたいためだけ。


21 「ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢2008年イギリス* 原題:A Matter of Loaf and Death Wikipedia

※クレイアニメ作品。しつこいくらいのワンパターン展開なので、意外性には乏しい。


22 「ペイチェック 消された記憶」2003年 原題:Paycheck Wikipedia

※コンピューターエンジニアの男が、プロジェクトを完成させるたびに機密保持のためそのプロジェクト期間の記憶を消されていたという話。しかし、そもそも大金の報酬の約束だってその記憶を消されたら、元も子もないのでは。


23 「地球が静止する日2008年 原題:The Day the Earth Stood Still Wikipedia

1951年公開の「地球の静止する日」(昔見たおぼろげな記憶あり)のリメイク。キアヌ・リーブスの演じるクラトゥ(地球外生命)が右胸に銃弾を受けるが、捕らえられた後脱走した後、何か薬のようなものをつけるときは左胸に傷があった。


24 「ターミネーター21991年 原題:Terminator 2: Judgment Day Wikipedia

※映画はなかなかよくできてはいるのだが、いつ見てもシュワルツェネッガーは無表情なアンドロイドにぴったりとしか思えない。


25 「猫侍 玉之丞、江戸へ行く」2016年日本* Wikipedia

※玉之丞が「猫侍」に出会う前の話。


26 「ワールド・ウォーZ2013年 原題:World War Z Wikipedia

※ブラッド・ピット主演のゾンビもの。元国連職員ジェリー・レイン(ピット)は、ゾンビ化ウイルスは別のウイルスを避けると考え、やみくもにウイルスを自分に注射すると、ゾンビたちが認識できなくなってしまうのだが、いい加減すぎ。


27 「パニック・ルーム」2002年 原題:Panic Room Wikipedia

※ジョディ・フォスターが演じる母と娘が新しい豪邸に移り住んだ日に、強盗3人組に襲われる。慌ててパニック・ルームというセキュリティの高い部屋に逃げ込むのだが、強盗たちはその部屋に隠された金が欲しい。プロパンガスを部屋の中に入れられたのに対し、逆に火をつけて止めさせてしまうのはかなり無理がある。それでもまあまあよくできた作。


28 「マネー・トレイン」1995年 原題:Money Train Wikipedia

おとり捜査官のジョン(ウェズリー・スナイプス)とチャーリー(ウディ・ハレルソン)の掛け合いがひたすら続くアクション・コメディ(似たようなシチュエーションの映画が確かあったんだが)。地下鉄の売上を運ぶ専用電車を襲うことになるのだが、そもそも電車を止めるのなら送電を止めればよかったのでは? 初期のジェニファー・ロペスが同僚の役で出演。


29 「レジェンド・オブ・メキシコ2003年 原題:Once Upon A Time In Mexico Wikipedia

※以前見た「デスペラード」の続編(「マリアッチ」三部作の最終編)。主役であるギターを抱えた伝説のガンマン、エル・マリアッチ(アントニオ・バンデラス)よりも、CIA捜査官サンズ(ジョニー・デップ)の方がその奇妙さ、奇矯さで遥かに上回る。何しろニセの右腕があったり(最後に役立つが)、CIAと大書したTシャツを着て闘牛場に来るのだから。


30 「バーニング・クロス」2012年 原題:Alex Cross Wikipedia

※デトロイト市警の刑事アレックス・クロスを演じたタイラー・ペリーが、どうもなじめなかった。Wikipediaによれば、20119月の「エンターテインメント界で最も稼いだ男性」ランキングで1位となった俳優らしいが、どう見ても大根役者。


31 「デビルクエスト」2011年 原題:Season of the Witch Wikipedia

14世紀に元十字軍戦士たち(ニコラス・ケイジとロン・パールマン)が魔女の疑いのある少女を修道院へ護送するのだが、それは悪魔がその修道院にある『ソロモンの書』という書物を奪うためだったという話。この映画に限らず、悪魔ってどうしてこうもせこいことばかりしているのかね。人類滅亡のためのもっと大局的な戦略というものがないのだろうか。


32 「鳥」1963年 原題:The Birds Wikipedia

※再見。ヒッチコック監督、ティッピ・ヘドレン主演、脚本がエヴァン・ハンター(エド・マクベイン)のあまりにも有名な作品。随分昔に見たきりだったが、さすがに鳥の大群に襲われるいくつかのシーンは覚えていた。


33 「グロリア」1999年 原題:Gloria Wikipedia

※シャロン・ストーン演じるグロリアは、ひょんなことから元愛人のギャングが捕らえていた男の子を助けて逃避行をする羽目に。以前見たジョン・カサヴェテス監督、ジーナ・ローランズ主演の「グロリア」(1980年公開)をリメイクしたもの。


34 「今そこにある危機」1994年 原題:Clear and Present Danger Wikipedia

※ハリソン・フォード主演のCIAもの。WikipediaにあるあらすじとTV放映を見た限りのストーリーとはかなり異なる。例えば「グリーアは死の床でクラークとライアンを引き合わせ」とあるが、放映ではコロンビアでクラークを尋ねろという示唆だった。(2016228日確認)


35 「クライムダウン」2011年 原題:A Lonely Place to Die allcinema

※スコットランド高地で女の子を救助した登山家たちが、次々と狙われるのだが、狙っている連中が二組いる。誘拐犯が女の子を取り戻そうとし、もう片方の連中はどうやら彼女の父親から依頼されて救出のために動いているらしい。両方とも登山家たちを狙うので、よくわからなくなる。そもそも女の子を見つけたら、最初にベースキャンプである小屋に戻るべきなのでは?


 

3月

36 「おいしい生活」2000年 原題:Small Time Crooks Wikipedia

※ウディ・アレン監督・脚本・主演。今から16年前の作品と言うより、50年位昔の作品の雰囲気。


37 「007/カジノ・ロワイヤル」2006年 原題:Casino Royale Wikipedia

ボンド役にはダニエル・クレイグで、ボンドガールとしては財務省のヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)なのだが、無理に財務省の人間ということにしただけで、あまり役には立たない(最後に金と引き換えにボンドの命を救うのだが)。15000万ポンドもの現金を入れるのに、小型のジュラルミンケースでは小さすぎでは。ル・シッフル役としてTVドラマ版「ハンニバル」のマッツ・ミケルセンが登場し、なかなかいい味を出している(終盤にあっけなく殺されてしまうのだが)。


38 「007/慰めの報酬」2008年 原題:Quantum of Solace Wikipedia

ダニエル・クレイグのボンド役第2作。前作とのつながりを持たせている。前作に引き続き、ボンドは走るし、アクションも半端じゃない(まあスタントでしょうけど)。ヴェスパーを操っていた「ミスター・ホワイト」を捕まえるも、MI6内部の裏切りで逃げられてしまうのだが、ホワイトはその後出てこず。いったいどうしたのか。ボンドガールはオルガ・キュリレンコ(以前、「陰謀のスプレマシー」10に登場)。


39 「イーグル・アイ」2008年 原題:Eagle Eye Wikipedia

※スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮のコンピュータが反乱を起こすSFサスペンス。なかなかよくできている。


40 「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」1997年 原題:Batman & Robin Wikipedia

※バットマン(ジョージ・クルーニー)も冷凍怪人Mr.フリーズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)も、どうにも低レベル・コミックの造形でしかない。


41 「ヴァンパイア」2011日・米・カナダ合作 原題:Vampire Wikipedia

岩井俊二が監督・撮影監督・原作・脚本・音楽・編集・プロデュース・デザイン・ストーリーボードの一人九役を務めたそうだ。主人公サイモンは冴えない弱気のヴァンパイアだが、高校の生物教師でもあったはずなのに、生徒の一人・留学生ミナ(蒼井優)から葉についた幼虫を差し出されても何かわからない様子。あえて通俗ヴァンパイアのパターンから逃れようとして、つまらない作品になってしまった。


42 「ハドソン・ホーク」1991年 原題:Hudson Hawk Wikipedia

※ブルース・ウィリス主演の意外な面白さを醸し出してくれたアクション・コメディ。エディ・"ハドソン・ホーク"・ホーキンス(ブルース・ウィリス)が好物のカプチーノを飲もうとすると、必ず邪魔が入る。レオナルド・ダヴィンチが発明した錬金術機械を再現しようとする連中に無理矢理盗みをさせられるハドソン・ホークというわけだが、ストーリーはかなりいい加減。


43 「バンテージ・ポイント」2008年 原題:Vantage Point Wikipedia

※スペインでの米大統領狙撃事件の瞬間とその前後を、現場にいた8人の同時刻の視点から明かしていく仕掛けなので、初めの頃はややかったるかったが、後半はなかなかいい感じに。ただ、厳重な警戒をかいくぐってテロリストのベロニカという女に頼まれたバッグ(実は爆弾が入っている)を渡すエンリケという地元警察官(市長の警護)は、そもそもバッグの中身を確かめなかったのか。それとも彼も仲間なのか。


44 「ソルト」2010年 原題:Salt Wikipedia

※再見。CIAエージェントのイヴリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)がロシアの二重スパイとされてしまう。2年ほど前に見た映画なのに、ほとんど忘れているので、十分に楽しめた。


45 「パシフィック・リム」2013年 原題:Pacific Rim Wikipedia

※地球征服を狙うエイリアンが送り込んできた怪獣とイェーガー(人が中に入って操縦する巨大ロボット兵器)の戦い。しかし、イェーガーが怪獣と闘うとき、見せ場を作るためか格闘戦がほとんどなので、なかなか怪獣を倒せない。銃火器を使用するとカイジュウ・ブルーという有毒の体液が飛散してしまうためらしいのだが、どちらにしても都市は滅茶苦茶に破壊されているので、それは理由にならないだろう。イェーガーの適性訓練が杖術の試合なのがよくわからない。これも見せ場作りなのだろうが、イェーガーの操作とは全く別もの。最終局面で、海底の割れ目を抜けてからゲートを破壊するために乗っているイェーガーの原子炉を爆発させるわけだが、主人公はその直前に脱出ポッドで抜け出す。しかし割れ目をくぐれるのは怪獣のDNAがなければならないという設定なので、脱出ポッドは出られないはず。


46 「ザ・クリミナル 合衆国の陰謀」2008年 原題:Nothing But the Truth Wikipedia

※アメリカで実際に起きた事件をもとにしたという。女性記者レイチェル・アームストロング(ケイト・ベッキンセイル)は、情報提供者の名前を明かすことを拒むと1年も法廷侮辱で収監されてしまうのだが、アメリカでは法廷侮辱罪でそんなに長期間拘留されてしまうことがあるのだろうか。


47 「シャーロック・ホームズVSモンスター」2010年 原題:Sherlock Holmes Yahoo映画〕

※再見。前に見たときも滅茶苦茶なストーリーと思っていたのに、ほとんど忘れていてまた見てしまった。冒頭のクラーケンといい、ゴム製の恐竜といい、ホームズの兄(マイクロフトではなく元警官という)が作ったという設定だが、今だってできそうにないものばかりなので、一体元警官がどうやって作れたのか。むしろ兄がダ・ヴィンチの研究者で、手稿の暗号を解いて、ロボットなどを作り上げたとでもすればまだしもだったのだが。


48 「レギオン」2010年 原題:Legion Wikipedia

※神の人類抹殺計画に逆らって人間の味方をする大天使ミカエル。しかし、襲い掛かってきた天使ガブリエルを銃で撃っても無理。天使は不死なんだから、昔天使ルシフェル(サタンの前身)を破った方法とか思い付かなかったんだろうか。どうも思い付きだけで留まってしまい、どのようなストーリーにすれば、論理的に整合のとれた展開が可能かを考えないのだろう。


■2016年読書メモ(1月~3月)

年々読む量が減っているのは、通勤時に読むことがなくなってしまったことと、家では海外ドラマか映画ばかり見ているせいか。読むつもりの本は机に積んであるものの、ほとんど減らない(幸か不幸か本を買う量が激減しているのではあるが)。何かのきっかけにでもなればと思い、簡単な読書メモを作ってみることにした。読んだ本のジャンルはとりとめもないが、フィクションは少ないはず。とりあえず今年の1月から3月までの3か月間分である。27点、月平均9点(2001年から2015年までの月平均は16.5点だった)。

便宜的にほぼ読了した順に通し番号を付しているが、メモし忘れたりしているので、読んだすべてではない可能性もある。なお、一応巻頭から奥付まで目を通したもののみとする。

 

記載方法は、かつても記したことがあるので、こちらを参照されたい。



1月

[1] 藤森照信、山口晃『探検! 東京国立博物館:藤森照信×山口晃』淡交社、2015121日、1700円+税 [注×文×索×]

※『藤森照信×山口晃 日本建築集中講義』(淡交社、201386日)の続編らしく、東博の建築面がもっぱら語られる。藤森氏の一方的な話ばかりで、山口氏は相槌とイラスト程度。黒門の横のヒマラヤ杉は<周囲の広葉樹を圧迫して、全部枯らしている。・・・早く切らないと巨木になるから、トーハクのためにも、生態系のためにも、早く切ったほうがいい。>(p.135)という藤森氏の発言は重要では。

[2] 山下裕二(講師)、橋本麻里(聞き手)『驚くべき日本美術』集英社インターナショナル(発売:集英社)、知のトレッキング叢書、20151031日、1600円+税 [注×文×索×]

※美術の見方を示唆してくれる。例えば<宅配便で送ってこられたらうれしいか迷惑かで、かなりの価値判断ができます。>(p.60)――これって、いつも展覧会でカミさんと二人でやっている!

[3] 小林泰三『誤解だらけの日本美術:デジタル復元が解き明かす「わびさび」』光文社新書、2015920日、1020円+税 [注△文×索×]

※俵屋宗達の「風神雷神図屏風」、キトラ古墳壁画、銀閣寺、興福寺の「阿修羅像」をデジタル技術で再検討。特に本来の阿修羅像は今の姿と異なり、実は合掌していないという仮説の復元はうなずかせる。

[4] 田坂憲二『名書旧蹟』 日本古書通信社、2015331日、2500円+税 [注×文×索×]

※署名本、文学全集、装丁などにまつわるエッセイ集。

[5] 小島隆雄『小島隆雄のミニチュアワークの世界 決定版』学研パブリッシング、2015811日、1800円+税 [注×文×索×]

※ドールハウス作品集。刑事ドラマの「CSI7」でたびたび犯行現場のドールハウスが出てくるのだが、それよりもはるかに上手。巻末には、簡単な作り方と床や壁の表現方法がついている。

[6] 植田樹『諜報の現代史:政治行動としての情報戦争』彩流社、2015715日、3500円+税 [注×文×索×年表△]

※著者は元NHKモスクワ特派員。スパイに関するさまざまな話を万遍なく網羅するが、どちらかといえばエピソードの羅列。部分的に引用の出典は表示されるが、大半の情報の出典表示や注記もない。

[7] 高橋明也『美術館の舞台裏:魅せる展覧会を作るには』ちくま新書、20151210日、780円+税 [注×文×索×]

※三菱一号館美術館館長による、美術館活動・運営の紹介。日本の展覧会では、メディア側にマネジメントの実権を握られ、美術館学芸員にそのスキルやノウハウが蓄積されなかったことを顧みて、「展覧会マネジメント」というプロジェクトマネージャーを置いた(pp.51-3)。最近のガラス張り美術館を見ると、著者は「ああ、建築家がイニシアティブを握ったんだな」と思うそうだが(p.116)、まさにそう。随所にうなずける指摘があり、示唆的でもある。

[8] 片田珠美『自分のついた嘘を真実だと思い込む人』朝日新書、2015930日、760円+税 [注×文×索×]

※フロイトを頻繁に引用しているので、どうやらフロイト派の精神科医か。嘘を見抜くための方法を示すが(第5章)、一見容易そうで実はなかなか難しい。何度か推理小説でも用いられる方法であるというが、フィクションの世界と現実では大きい隔たりがあるのだが。

[9] 多田文明『「絶対ダマされない人」ほどダマされる』講談社+α新書、2015917日、840円+税 [注×文△索×]

12種の詐欺タイプを例示。それぞれに簡単な対処法を述べるが、引っかからないのはかなり難しい。巻末に詐欺の最近傾向をまとめる。参考文献は自著を6点挙げただけ。

 

2月

10 ダン・ジュラフスキー/小野木明恵訳『ペルシア王は「天ぷら」がお好き?:味と語源でたどる食の人類史』早川書房、ハヤカワ・ノンフィクション、2015920日、2200円+税 [注○文◎索×]

Dan Jurafsky, The Language of Food: A Linguist Reads the Menu, 2014

※メニューや商品広告など食にからむ言葉から言語学的に何が読み取れるかが主題であって、語源からたどる食の人類史はそのごく一部なので、邦題は不適切。なお、注は本文中に指示がないため、注から本文を探すという変則技を強いられる。

11 安村敏信『線で読み解く日本の名画』幻戯書房、2015710日、3000円+税 [注×文×索×]

※主に江戸期の絵師の描く線について解説。とても参考になるのだが、もっと参照すべき絵を大きく見たかった。ただし、絵の画像データを適切に入手できなかったのか、白隠の「すたすた坊主」(p.159)など粗い画像のままなのはいかがなものか。

11 渋谷高弘『中韓産業スパイ』日本経済新聞出版社、日経プレミアシリーズ、2015119日、870円+税 [注×文×索×]

※表題は必ずしも適切ではない。むしろ中韓に限らない日本企業に対する産業スパイの実態を垣間見るといったところ。新聞記事以外出典表示なしだが、こういう分野の本こそ情報源の確かさが求められる。

12 河原一久『スター・ウォーズ論』NHK出版新書、20151110日、780円+税 [注×文×索×]

※映画「スター・ウォーズ」にまつわるさまざまな裏話。

13 永田生慈監修・著『北斎クローズアップ3 江戸の美人と市井の営み』東京美術、20151030日、2500円+税 [注×文×索×]

※シリーズ3冊目。部分拡大はいいのだが、元の画像データに限界があるためにときどき粗い状態なのは残念。

14 福永篤志『その症状は天気のせいかもしれません:医師が教える気象病予防』医道の日本社、20151030日、1500円+税 [注△文×索×]

※著者は医師で気象予報士。ただし文献の注記はあるものの、記述は簡略に過ぎ、なぜ?という疑問に応えない。なお本文が丸ゴシック体で組まれているが読みにくいことおびただしい。

15 上村信太郎『山の不可思議事件簿』山と渓谷社、20151015 日、900円+税 [注×文△索×]

※『山のふしぎと謎』(大陸書房、1991年)を全面的に加筆・修正し、書き下ろしを加えて再構成したものという。山にまつわる奇談を集めたものだが、出典は一部本文中で触れているもののすべてではなく、巻末の参考文献も簡略。挿入されたイラストも稚拙。

16 ナショナル ジオグラフィック編『ナショナル ジオグラフィック 秘密の地下世界』日経ナショナル ジオグラフィック社、20151222日、1800円+税 [注×文×索×]

※ほとんど写真集。タイトルに相違して、内容はごくあっさりと。

17 佐藤健寿『奇界紀行』KADOKAWA20151225日、1800円+税 [注△文×索×]

※写真はすべてモノクロ表示。取材の裏話的な内容。

18 ロン・ミラー/日暮雅通・山田和子訳『宇宙画の150年史:宇宙・ロケット・エイリアン』河出書房新社、20151230日、3800円+税 [注×文△索○]

Ron Miller, The Art of Space: The History of Space Art, from the Earliest Visions to the Graphics of the Modern Era, 2014

※実に素晴らしい宇宙画の数々。子供の頃なら飛びついてしまっただろう。あえて瑕瑾を言えば、レイアウト優先のためか、一部の絵がかなり小さくてよく見えないのが残念。

19 村上宣寛『あざむかれる知性:本や論文はどこまで正しいか』ちくま新書、20151210日、800円+税 [注○文△索×]

※「もっとも信憑性の高いのは、ランダム化比較試験をメタ分析という統計技法でまとめたレビュー論文(システマティック・レビュー)である。特定の仮説がどの程度支持できるかに関して多くの論文を効果量という数字でまとめ上げている。それで、つまみ食い的でない、比較的公正な結論が得られる。」(p.10)この観点から、「なぜダイエットは難しいか」「健康で長生きするには」「仕事での間違った思い込み」「幸福になるには」の4テーマに関し、さまざまなメタ分析結果を紹介する。その結果「世の中に流通している健康に関する情報のほとんどは間違いである」(p.11)し、「幸福感の研究を先導したポジティブ心理学は、…願望と科学が半々に混じり合った疑似科学であった」(p.12)。

 

3月

20 笹原宏之『日本人と漢字』集英社インターナショナル、知のトレッキング叢書、20151130日、1100円+税 [注×文△索×]

※これまでの著者の本と内容的には重複するところもあるが、「漢字が変わる、漢字を変える」(p.159)をテーマにさまざまな具体例を挙げて、日中韓の漢字への思い入れと扱いの違いなど読ませる。

21 トラヴィス・マクデード/矢沢聖子訳『古書泥棒という職業の男たち:20世紀最大の稀覯本盗難事件』原書房、2016128日、2500円+税 [注◎文×索×]

Travis McDade, Thieves of Book Row: New York’s Most Notorious Rare Book Ring and the Man Who Stopped It, 2013

※昨年読んだマイケル・ブランディング『古地図に憑かれた男:史上最大の古地図盗難事件の真実』(青土社、2015410日)の古書版だが、ともに「最大」を謳うのはやめてほしい。古地図にしても古書にしても、逮捕されてもたいした罪にならず、盗み得となってしまうため、今に至るも後を絶たない。今回の本では、犯人を罰する以前にとにかく盗まれた本を回収することと、盗んだ者以上にそれを買い取って高く転売する古書ディーラーを捕まえようとする。なお、本書では外から襲う泥棒の話ばかりだが、その実、少なからぬ図書館員自身が泥棒でもあるそうだ(p.81)。

22 平井紀子『図書館員のための解題づくりと書誌入門』日外アソシエーツ、2016125日、1850円+税 [注△文△索○]

※服飾史関連の解題作成の経験談のみで、参考になるところは乏しい。誤記・誤植が散見され(例:p.111,l.4年を獲得→都市を獲得)、さらに海外の書籍タイトルのイタリック表示のところを単なる斜体で済ませているため、読みにくい。

23 松井文恵、安田茂美『写実絵画とは何か?:ホキ美術館名作55選で読み解く』生活の友社、2015111日、1800円+税 [注×文△索×]

※安田茂美・松井文恵『写実絵画の魅力:世界初写実絵画専門美術館「ホキ美術館」に見る』(世界文化社、20131125日)の続編。女性像・風景画・静物画・男性像の4編で構成。それぞれに西洋での略史を述べて、写実画のルーツを紹介しており、なかなかよくできている。

24 森誠『なぜニワトリは毎日卵を産むのか:鳥と人間のうんちく文化学』こぶし書房、〈私の大学〉テキスト版720151220日、2000円+税 [注○文×索×]

※講義のネタ帳の欄外に記しておいた「どうでもいい話」というが、あちこち話題は飛ぶものの、面白い話が満載。文字通り「うんちく文化学」を堪能できる。なによりも素晴らしいのは、とめどもないうんちくがすべて注記の形で出典を表示していること。一部の図版が思い出したかのようにカラーとなる。

25 宮下規久朗『しぐさで読む美術史』ちくま文庫、20151210日、760円+税 [注×文○索×]

※<美術に登場する代表的な身振りや動作を紹介する>本であるが、残念ながら類書はこれまで日本にはなかった。雑誌連載をまとめたもので、記述はそれぞれ簡潔なものだが、美術作品中のしぐさからどう読み解けばいいのか参考になる。気になったのは、200点以上の作品図版に一切画像のクレジットがなかったこと。著作権関係の表示もないところから、編集者はどうやら無視したらしい(すべて美術書から複写か)。リキテンスタイン(p.141)の著作権管理者あたりが知ったら、発行停止&全数回収&賠償金請求されること必定だろう。

26 小倉明彦『お皿の上の生物学:阪大出前講座』築地書館、2015910日、1800円+税 [注◎文○索×]

24とともにとても楽しめた、生物学の範囲を超えたうんちく本(こういった楽しい講義を阪大の学生は楽しめているのかな?)。なお、巻末の参考文献は、実際には出典表示。

27 岸本佐知子、三浦しをん、吉田篤弘、吉田浩美『『罪と罰』を読まない』文藝春秋、20151215日、1550円+税 [注×文×索×]

※『罪と罰』を読まずにどのような小説かを語り合うという、飲み屋での冗談を本にしたようなもの。もっと妄想たくましくしてくれれば面白かったのだが。なお、p.240で<ドストの亡き奥さん、超魅力的な女性なんですね。>の「ドストの亡き奥さん、」だけがポイントが下がっているのだが、校了間際に1文字多くなったので、無理矢理小さくして詰め込んだらしい(元々9文字分の箇所に何らかの赤字が入って1文字増えたため、本来10ポイントだったのを9ポイントにここだけ下げて修正した模様)。

 

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隠居生活続行中。

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