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■2014年2月展覧会総括

20142月に見た、主に美術関連の展覧会について個人的な感想と評価を記した。あくまでも主観的なものである。特に騒音・混み具合などは、たまたまその時だけの現象かもしれない。2月は前半が超多忙で、ほとんど外出もままならない状態だったため、見に行くことができたのは2月後半のみであった。
配列は必ずしも会期順ではない。
 
◆評価ポイント ★★★(5)・・・(1)までの5段階評価
A:展示内容(作品、解説)・構成・展示品の質
B:展示方法・動線設計・照明
C:雰囲気・騒音・混み具合
 
2月
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●泉屋博古館分館(東京)「木島櫻谷:京都日本画の俊英」会期: 1/112/16
A★★★★ B★★ C★★★★
*昨年、京都で本展を見ていたのだが、再見。木島櫻谷はとりわけ動物画がうまいのだが、人物画になるとどうも類型的な描き方になってしまう。今回は、住友家が注文して描いた光琳風の四季連作屏風が、金地にとても鮮やかな色彩を誇り、ダイナミックな仕上がりとなっていたのに感動。
残念だったのは傑作《寒月》が、京都展よりも照明が明るすぎるのか、あるいは照明の温度が合っていないのか、画中の竹が真っ黒に見えてしまって、奥行き感も失せてしまっていたこと。<竹幹や広葉樹下草の葉などの墨のうえに暗青色をかけた繊細な色彩>(図録p.22)が台無し。ちなみに、その数日後に行った方の話では、そんなことはなかった由だったが。
 
●山種美術館Kawaii(かわいい)日本美術:若冲・栖鳳・松園から熊谷守一まで」会期:(後期)2/43/2
A★★★☆☆ B★★ C
*伊藤若冲《樹花鳥獣図屏風》 (静岡県立美術館所蔵)は後期のみ展示であったので、それを見に行く。プライス・コレクションの《鳥獣花木図屏風》と図柄・作風が似ているようで、随分異なる印象であった。
それ以外では、柴田是真の《古代雛図》《墨林筆哥》や橋本関雪《霜の朝》など何点かいいものがあったものの、奥村土牛とか竹内栖鳳・上村松園・熊谷守一なぞは粗製濫造としか思えないような作品ばかりであった。
館長らしき人物が、美術になぞ興味もないような男を案内していちいち作品説明する声がうるさくてたまらなかった。全然聞いていませんよ。
 
●太田記念美術館「葛飾応為〈吉原格子先之図〉:光と影の美」会期:2/12/26
A★★★★ B★★★☆☆ C★★★☆☆
*応為は北斎の娘であり、自らも絵師として活躍した女性で、美人画においては北斎を超える力量であったともいう。応為の作品は肉筆画《吉原格子先之図》1点だけだが、これは格子の中の部屋と提灯の明かりに対し、周囲の暗さのコントラストの作り方が実に効果的。応為は晩年の北斎の代作をしていたとまで言われているが、北斎自身にはこんな作風はなかったのではないだろうか。ただ、思っていたより、はるかに小さいサイズではあった。
他の作家による光と影の作品として、浮世絵であるとか、小林清親の風景版画の夜景(光線画)などもそこそこ楽しめた。
 
●ニューオータニ美術館「野見山暁治展:いつかは会える」会期:1/253/23
A★★☆☆☆ B★★ C★★★☆☆
*ステンドグラスの原画とごく部分だけステンドグラスの見本が展示されていたが、圧倒的にステンドグラスの方が色はきれい。原画は暗く濁っているのがほとんどだが、透過光と反射光の違いだけでなく、ステンドグラスが明るくてよい。若い頃の作品が何点かあったが、かつては印象派に影響されていたのかもしれない。
他に一人だけ観客が来ていたが、館内の椅子で寝込んでいた。

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■既刊・近刊メモ(2014年3月版 Ver.1)

20142月に刊行された(はずの)本と、3月以降の近刊を掲載する。若干の本には出版社の紹介記事を中心に、余計なコメントを付した。日付は発行日ではなく、発売日。発売日順を原則としているが、WEBでの確認が中心なので、違っているかもしれない。
●:前回掲載のものから追加・変更した本。ただし、細部の変更等は含まず。
なお、近刊の本についてはあくまでも予定であり、タイトル・発売日・価格ともに変更の可能性はある。
次の行は私的メモ。
■:読んだ本(▲:元版で読んだ)、■:買った本(▲:元版所有)
 
【2月に出た本から】
 
宮武外骨 『アメリカ様』 ちくま学芸文庫、2/61000円+税 〔詳細〕
*占領という外圧によりもたらされた言論の自由は、結局外圧によって葬り去られることを明らかにする、ジャーナリズムの記念碑的名著。元版は、蔵六文庫、1946年、表紙を含めてたった64ページの薄い本だが。国会図書館デジタル化資料として読める。

早川タダノリ 『神国日本のトンデモ決戦生活』 ちくま文庫、2/6950円+税 〔詳細〕
*元版は、『神国日本のトンデモ決戦生活:広告チラシや雑誌は戦争にどれだけ奉仕したか』合同出版、20108月、1800円+税。

宇佐和通 『最新 都市伝説の正体』 祥伝社黄金文庫、2/7590円+税 〔詳細〕
 *前作『都市伝説の真実』の出版から3年ちょっと経過し、この間、さまざまな新しい都市伝説が生まれ、昔からあるトラディショナルな話も進化を遂げている。日常生活の一部となった各種SNSの普及にあわせ、都市伝説の居場所も広がった。

■貴田庄『西洋の書物工房:ロゼッタ・ストーンからモロッコ革の本まで』  朝日選書、2/71400円+税〔詳細〕
 *花切れ、天金や小口の装飾、見返しなど、本を成立させる各部の起源と変遷をパリで学んだ著者が辿る西洋の書物史。元版は芳賀書店から200012月、5000円、B5判で出たもの(オールカラーだったのは記憶違いだったようだ)。

福王寺一彦、大家重夫編著  『美術作家の著作権:その現状と展望』  里文出版、2/75000円+税〔詳細〕
*絵画、版画、彫刻、工芸、書、建築、現代・前衛美術からデザイン、漫画、イラスト、アニメ、写真まで、ビジュアルの権利は守られているのか?

七尾和晃 『世紀の贋作画商』草思社文庫、2/10900円+税〔詳細〕
*バブル期前夜、銀座を舞台に暗躍、全国に数多の贋作をばらまきFBIに捕えられた「銀座の怪人」の軌跡を追う。日本社会の裏面が見えてくる傑作ノンフィクション。元版は『銀座の怪人』講談社、講談社BIZ2006529日、1800円+税。

《本の雑誌》 3月号、特集=造本・装丁は楽しい!、本の雑誌社、2/11648円+税〔詳細〕
*平野甲賀と日下潤一の装丁あまから問答、生涯一版下職人・多田進インタビュー、おじさん三人組の花布屋さんと製函屋さん訪問記ほか。

佐々木健一 『辞書になった男:ケンボー先生と山田先生』 文藝春秋、2/121800円+税〔詳細〕
 *国民的辞書『三省堂国語辞典』と『新明解国語辞典』は、元をたどれば、一冊の辞書に行き着く。その名は『明解国語辞典』。東大の同期生だった見坊豪紀と山田忠雄が作った辞書である。二人はやがて己の理想を求めて別々の道を歩み、見坊は『三省堂国語辞典』、山田は『新明解国語辞典』を作る。そして、ある事件をきっかけに決別してしまう。一冊の辞書がなぜ二つに分かれたのか?二人はなぜ決別したのか?

池上英洋 『死と復活:「狂気の母」の図像から読むキリスト教』筑摩選書、2/121800円+税〔詳細〕
*「狂気の母」という凄惨な図像に読み取れる死と再生の思想。それがなぜ育まれ、絵画、史料、聖書でどのように描かれたか、キリスト教文化の深層に迫る。

樫原辰郎 『海洋堂創世記』 白水社、2/151800税 〔詳細〕
*日本が世界に誇るガレージキット&フィギュア製造会社、海洋堂公認。原型師たちの活躍を描く1980年代の青春グラフィティ。

小林朋道  『ヒト、動物に会う:コバヤシ教授の動物行動学』  新潮新書、2/15700円+税〔詳細〕
*どうしよう、プレーリードッグが書斎に穴を掘っていた! 動物行動学のエッセンスに触れる、忘れがたき動物たちをめぐる十一の物語。

ティム・ワイナー/山田侑平訳  FBI秘録:その誕生から今日まで』上・下、文藝春秋、2/17、各1800円+税〔詳細〕
NSA(国家安全保障局)が最も頼りにする「FBI」の誕生から今日までを解きあかす衝撃の書。FBIは、テロリストやスパイに対する秘密諜報こそが、第一の主要任務であり、それは発足時から今日まで変わらないのであって、そこに焦点を当ててFBIの歴史、功罪をみなくてはいけないと指摘している。

井伊順彦編・解説/井伊順彦・今村楯夫・他訳  『自分の同類を愛した男:英国モダニズム短編集』 風濤社、英国20世紀モダニズム小説集成、2月、3200円+税〔詳細〕
*第一次大戦後の価値観が転換した激動の時代に生まれた小説作品群を、純文学、大衆文学の垣根なく未訳を中心に発掘する叢書。チェスタートン、セイヤーズ、フリーマン、アリンガムらの短編が収録される。

エリック・ラスムッセン/安達まみ訳 『シェイクスピアを追え!:消えたファースト・フォリオ本の行方』岩波書店、2/212100円+税 〔詳細〕
*コレクター垂涎の稀書が、400年の間にたどってきた数奇な運命をめぐるエピソードを集めたもの。奇想天外なフォリオの運命をたどるにつれて見えてくるのが、このフォリオにとり憑かれた富豪、泥棒、愚者、変人、さまざまな人々がその人生を翻弄される姿。

岡田温司『黙示録:イメージの源泉』岩波新書、2/21840円+税 〔詳細〕
*謎めいた表象に溢れ返るテクスト「黙示録」。古代から現代に至る各種の芸術作品を参照しながら、歴史の結節点で繰り返し変奏されてきたその〈終末〉と〈再生〉イメージの系譜をたどり、この書が人間の想像力に与えてきた影響の本質に迫る。

『文藝別冊 夢野久作:あらたなる夢』河出書房新社、2/241200円+税 〔詳細〕
 *単行本未収録のエッセイ、猟奇歌、書簡を発掘公開するほか、あらゆる角度からその魅力にせまる。

マーク・ベコフ/高橋洋訳   『動物たちの心の科学:仲間に尽くすイヌ、喪に服すゾウ、フェアプレイ精神を貫くコヨーテ』 青土社、2/242400円+税 〔詳細〕
*動物たちはただ喜怒哀楽を感じるだけでなく、他者への共感能力までも身につけている。動物行動学者の第一人者がさまざまな逸話や科学的根拠をもとに、動物たちの、人間に勝るとも劣らない豊かな感情世界を解明し、種を超えた共存に向けて提言する。

今野真二 『かなづかいの歴史:日本語を書くということ』中公新書、2/25860円+税 〔詳細〕
*なぜ発音と表記は違うのか、表記はいかに揺れてきたのか。仮名が生まれた十世紀の『土左日記』に始まり、藤原定家の「定家かなづかい」、契沖のかなづかい、そして明治。「かなづかい」でたどる日本語の歴史。

菊池章太『魔女とほうきと黒い猫』KADOKAWA/角川学芸出版、角川ソフィア文庫、2/25560円+税〔詳細〕
*私たちが共通して持つ魔女のイメージはいつ生まれたのか。そもそも魔女とはどのような姿だったのか。人々の暮らしや心情を映し、変容し続けてきた「身近な存在」を読み解く新しい魔女論! 貴重な図版も豊富に収録。この著者なので期待はできないが。

古谷経衡 『クールジャパンの嘘:アニメで中韓の「反日」は変わらない』 総和社、2/271500円+税 〔詳細〕
*本書は「クールジャパン」にみられる文化外交への過剰な期待を日本独特の社会現象ととらえ、戦後史まで遡った批判を軸に、アニオタ保守を自認する著者ならではのクールジャパン=日本文化私観を展開。

坂本貴志 『秘教的伝統とドイツ近代:ヘルメス、オルフェウス、ピュタゴラスの文化史的変奏』 ぷねうま舎、2/274600円+税 〔詳細〕
*ヘルメス主義、オルフェウス教、ピュタゴラス派……いずれも古代中東とエジプト・ギリシアに起源をもつ神秘主義的思想の潮流である。そしてこれらは、思想史のメインストリームに対する、ダークサイドの系譜を形づくってきた。これまでの通史的記述からは見えてこない、二つの思潮の密やかでダイナミックな関係を浮かび上がらせる。

ASIOS『謎解き古代文明DX彩図社、2/27537円+税〔詳細〕
*元版は彩図社、20115月、1429円か。

■メイ・シンクレア/南條竹則編訳 『胸の火は消えず』  創元推理文庫、2/281260円+税 〔詳細〕
*女性の深層心理や性の問題に取り組んだ異色怪談から、死後の世界や心優しき幽霊の登場する軽妙な作品まで、全11篇。

▲■都筑道夫著/日下三蔵編 『未来警察殺人課[完全版]』  東京創元社、創元SF文庫2/281300円+税 〔詳細〕
*「殺人課」とは「殺人事件を捜査する部署」ではなく「殺人を行う部署」である。SFミステリ全15編。元版は、『未来警察殺人課 : ハードボイルドSFミステリー』徳間書店、19794月、980 (税込)+『未来警察殺人課 : SFハードボイルド』徳間書店、19862月、680 (税込)となる。

紀田順一郎編『書物愛(日本篇)』東京創元社、創元ライブラリ、2/281000円+税 〔詳細〕
*書物に取り憑かれた人間の悲喜劇を本の達人が選び抜いた傑作集・日本篇。古書店での万引きの意外な真相、古書展でいつも同じ本を買う老人の秘密とは? 網棚に忘れられた本にはさまれた名刺は何を意味するのか。元版は、晶文社、20055月、1900円。

紀田順一郎編『書物愛(海外篇)』東京創元社、創元ライブラリ、2/281000円+税 〔詳細〕
*滑稽でもあり悲しくもある書痴たちの諸相を、書物の達人紀田順一郎が選びに選び抜いた、傑作アンソロジー。ある人は身につまされ、ある人は笑い転げ、書物の魔力に改めて溜息をつくこと間違いなし。元版は、晶文社、20055月、1900円。

《ユリイカ》20143月号、特集『週刊少年サンデー』の時代、青土社、2/271300円+税 〔詳細〕
*トキワ荘から『うる星やつら』『タッチ』『名探偵コナン』そして『マギ』『銀の匙』へ――マンガの青春は終わらない。創刊55周年。話題作を連発し続ける週刊少年サンデーを特集。

松原隆一郎、堀部安嗣『書庫を建てる:1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト』新潮社、2/281900円+税 〔詳細〕
*“イエ”の歴史そのものである祖父の半生を遡りながら新たな“家”を建てる――気鋭の建築家に思いを託し、たった8坪で始まった家づくり。土地探しから竣工まで、その過程を施主(松原)と建築家(堀部)、それぞれの立場から描いたドキュメント。

赤坂治績『ザ・富士山:対決! 北斎vs.広重』 新潮社、2/281600円+税 〔詳細〕
*祝世界遺産! でも同じ場所から同じ富士山を描いて、なぜこんなにちがうの? 強烈個性の北斎『富嶽三十六景』か、じっくりリアルの広重『富士三十六景』『名所江戸百景』か? 同一箇所で描かれた2人の富士山を並べて、細かく検証する、見て読んで楽しいヴィジュアルブック。果たして軍配は、どちらに?

 
 
【これから出る本】(タイトル・発売日・価格等はすべて予定)
 
◆3月予定
■高田智和・横山詔一編 『日本語文字・表記の難しさとおもしろさ』 彩流社、3/33800円+税  〔詳細〕
20119月のNINJALフォーラム「日本語文字・表現の難しさとおもしろさ」(国立国語研究所主催)の講演・報告を各分野の領域から展開し、それぞれ専門的関心により問題点を取り上げて、現代日本語の文字・表現の難しさとおもしろさを明らかにしていく。

今野真二 『日本語の近代:はずされた漢語』ちくま新書、3/5800円+税 〔詳細〕
 *漢語と和語が深く結びついた日本語から日清戦争を境に漢字・漢語が外されていく。明治期小学教材を通した人為的コントロールを追う。

池上英洋 『西洋美術史入門・実践編』ちくまプリマー新書、3/5950円+税 〔詳細〕
 *『西洋美術史入門』続編。前作で紹介の基本知識や鑑賞スキルに基き、古代エジプトから近現代までの多くの名作を読み解く実践篇。

サイモン・ウィンチェスター  『スカル:アラン・ダドリーの驚くべき頭骨コレクション』グラフィック社、3/73800円+税   〔詳細〕
*驚くべき頭骨の数々を美しい写真とともに紹介。両生類、鳥類、魚類、両生類、爬虫類と、脊椎動物のすべてのジャンルを網羅。世界的ベストセラー作家サイモン・ウィンチェスターが、アラン・ダドリーの未曾有のコレクションを味わい尽くす。

森岡督行 『荒野の古本屋』 晶文社、3/71600円+税  〔詳細〕
*就職しないで生きるには21シリーズ第2弾。写真・美術の古書を専門に扱う「森岡書店」。趣味と実益を兼ねてはじめた仕事だからこそ味わえるきびしくも充実の日々を、エピソード満載に描く。

大野芳材監修・解説・著/田中久美子・栗田秀法・望月典子・小針由紀隆・船岡美穂子・吉田朋子・伊藤已令・矢野陽子共著『絵画と受容:クーザンからダヴィッドへ』ありな書房、フランス近世美術叢書Ⅱ、3/75000円+税  〔詳細〕
*頭脳的て観念的、しなやかに弧を描く曲線への愛着、異教の女神たちの官能的な姿態、イタリア人文主義に色濃く染められた難解な寓意表現、これらのフォンテーヌブロー派が切り拓いたフランス近世美術の誕生と展開の道程、クーザンからプッサンへ、ロランからヴァトーへ、シャルダンからフラゴナールへ、グルーズからダヴィッドへ、フランス近世美術の発展と精華を明らかにする。

■ヒロ・ヒライ+小澤実編 『知のミクロコスモス:中世ルネサンスのインテレクチュアル・ヒストリー』 中央公論新社、3/103700円+税   〔詳細〕
20127月に行われたシンポジウム「人知のいとなみを歴史にしるす:中世・初期近代インテレクチュアル・ヒストリーの挑戦」の論文集。シンポジウムの紹介はこちら

ミシェル・パストゥロー/平野隆文訳 『熊の歴史:〈百獣の王〉にみる西洋精神史』 筑摩書房、3/105800円+税 〔詳細〕
*西洋で無敵の動物だった熊が、宗教や政治権力によって追われ、イメージを破壊され、ライオンに王座を奪われていく転落の歴史を描く。

フランク・ウイン/小林賴子・池田みゆき訳 『フェルメールになれなかった男:20世紀最大の贋作事件』 ちくま文庫、3/101000円+税  〔詳細〕
*元版は、『私はフェルメール』ランダムハウス講談社、20079→【改題新版】武田ランダムハウスジャパン、20123

黒川正剛 『魔女狩り:西欧の三つの近代化』 講談社選書メチエ、3/111700円+税  〔詳細〕
*中世ではなく、近代の黎明期に魔女狩りが大流行したのはなぜなのか。魔女狩りとヨーロッパ近代誕生の機制の関係を新視点から明らかにする。視覚文化論、哲学、宗教学的な知見を盛り込み、魔女狩りの歴史研究を通したヨーロッパ近代化論、および人間存在と人間文化を探究。

マイケル・ポーラン/野中香方子訳 『人間は料理をする』上・下、NTT出版、3/13、各2600円+税  〔詳細〕
*キッチンは自然界への魔法の扉!料理は人類最大の発明である。人類は料理のおかげで高度な文明を築けた。しかし今、加工食品を買い、料理をしない人が増えている。これは人類に重大な影響をもたらすのではないか...

グスタフ・マイリンク/今村孝訳 『ゴーレム』 白水社、白水Uブックス、3/141700円+税  〔詳細〕
*夢と現実が混清する多重構造を持つ物語不安や都市生活の悪夢をゴーレム伝説に託して描く。図版多数収録。元版は河出書房新社より1973420日に発行された。

『書物学 第1巻 書物学こと始め』勉誠出版、3/141500円+税 〔詳細〕
*これまでに蓄積されてきた書物をめぐる精緻な書誌学、文献学の富を人間の学に呼び戻し、愛書家とともに、古今東西、現在・過去・未来にわたる書物論議を展開する場として、ここに『書物学(Bibliology)』を創刊する。

齋藤真麻理『異類の歌合:室町の機智と学芸』吉川弘文館、3/143800円+税  〔詳細〕
*御伽草子など文芸の世界を闊歩する動物たち…。「異類」はなぜ生みだされたのか。人々の知識や機智を見出し、室町文化の意義を問う。

岡留安則 『こんな日本に誰がした!休刊10年『噂の真相』編集長の嘆きと怒り』双葉社、3/181200円+税 〔詳細〕
*数々のスキャンダルを白日の下に晒し、「権力の監視」というメディアの役割を担い続けてきた伝説の雑誌『噂の真相』が休刊して今年で10年。『噂の真相』なき10年を編集長・岡留安則はどう見てきたのか。

江弘毅『有次と庖丁』新潮社、3/181600円+税 〔詳細〕
*庖丁の種類、400以上。創業、1560年。京都・錦の店舗は鰻の寝床だが、いまや世界中の料理人が集う新“名所”だ。つくる人とつかう人の間で京料理を支え、京都と共に歩む世界のARITSUGU――全面協力のもと、その類まれな存在と軌跡をたどる。新潮社PR誌《波》連載に加筆。

ベン・アーロノヴィッチ 『空中庭園の魔術師:ロンドン警視庁特殊犯罪課4 ハヤカワ文庫FT3/201100円+税 〔詳細〕
*魔術に魅せられた建築家が設計したスカイガーデン・タワーに隠された、驚くべき秘密。

高槻真樹『戦前日本SF映画創世記:ゴジラは何でできているか』河出書房新社、3/242400円+税 〔詳細〕
*戦後「ゴジラ」から紹介されるSF映画の源泉を、埋もれた文献と残された作品から丁寧にひもとき、戦前日本におけるSF的想像力をヴィジュアル面から初めて紹介する。

関矢悦子『シャーロック・ホームズと見るヴィクトリア朝英国の食卓と生活』原書房、3/242400円+税 〔詳細〕
*ヴィクトリア時代の「ハムエッグ」の驚くべき作り方、炭酸水製造器って何?  ほんとうは何を食べていたの?  といった食生活の真相からクラス別の収入と生活の違い、下宿屋、パブの利用法から教育事情も、「ホームズと一緒に」調べてみた。

亀井秀雄『日本人の「翻訳」:言語資本の形成をめぐって』岩波書店、3/253000円+税 〔詳細〕
*「翻訳」という文化的営みを通じて、どのように近代の日本語と日本文化が形成されてきたのか。

金子常規『兵器と戦術の日本史』中公文庫、3/25952円+税  〔詳細〕
*古代から現代までの戦争を殺傷力・移動力・防護力の三要素に分類して捉えた兵器の戦闘力と運用する戦略・戦術の観点から豊富な図解で分析。

木下直之『銅像時代:もうひとつの日本彫刻史』岩波書店、3/273500円+税  〔詳細〕
*人物の功績を後世に伝えるはずの銅像が時代によって評価を変えられていくさまを、スリリングにたどる。

■ハンス・ベルティング/仲間裕子訳 『イメージ人類学』 平凡社、3/274800円+税  〔詳細〕
*美術史を広くイメージの学として構想し直し、美術作品、考古学・人類学遺産、映画や広告、あらゆるイメージを対象とする学のパースペクティヴを説く。

今野真二『日本語のミッシング・リンク:江戸と明治の連続・不連続』新潮社、新潮選書、3/281400円+税 〔詳細〕
*同じ日本語なのに江戸時代と現代では、なぜこんなにも違うのか? 「中間の時代」である明治期に注目し、「漢語・漢字=漢文脈」をキーワードに連続する面と連続しない面を微細に探り、「ことば」が変ってゆく現場を注視する。国語学のユニークかつ精緻なる冒険!

小林芳規『角筆のひらく文化史:見えない文字を読み解く』岩波書店、3/283700円+税 〔詳細〕
*尖った先端を紙などに押し当てて凹ませ、文字や符号や絵を書く道具「角筆」。その見えにくさという性質から、鉛筆の普及以前には、漢籍や仏典の訓点、下書き、秘密の記録など多様に用いられていた。半世紀以上にわたり日本全国および中国・韓国で数多くの角筆文献を掘り起こしてきた著者が、角筆の世界のもつ広がりを解き明かす「文字の文化史」。

海渡雄一・清水勉・田島泰彦編『秘密保護法 何が問題か:検証と批判』岩波書店、3/281900円+税 〔詳細〕
*「何が秘密? それも秘密」――中身の検討も不十分なまま可決された秘密保護法。秘密を漏らした公務員のみならず市民も罰される可能性のある危険な法律として、短期間のうちに世論が盛り上がった。本書は、この法律の論点を網羅し、第一線の研究者によってその危険性を明らかにする。逐条解釈と豊富な資料編も収録。

■平井憲太郎監修 『江戸川乱歩の「少年探偵団」大研究』 上・下、ポプラ社、3/31、各3500円+税 〔詳細〕
*【上巻】「少年探偵団」シリーズにでてくる言葉や地名、人物の事典、さらに26巻のあらすじなどを掲載。
【下巻】「少年探偵団」シリーズ未収録「名探偵と二十面相」などを収録、シリーズ誕生の歴史他を掲載。

マシュー・グッドマン/杉田七重訳 『トップ記事は、月に人類発見!』柏書房、3月下旬、2700円+税 〔詳細〕
*舞台は19世紀前半のアメリカ・ニューヨーク。何百社と新聞社が乱立していた活字メディアの黎明期、アイデアひとつでのし上がった男たちがいた…。新聞『サン(太陽)』紙が興した「月」の大ほら話をめぐり人類の夢と希望を綴った極上の歴史群像劇。

■ヴォルフガング・ベーリンガー/長谷川直子訳 『魔女と魔女狩り』刀水書房、刀水歴史全書873月、3500円+税 〔詳細〕
*魔女や魔女狩りは人類の歴史の中で未だ終わってはいない。最近の研究に基づく新しい魔女論。Wolfgang Behringer, Wiches and Witch-Hunts: A Global History, 2004 の翻訳。

■高山宏、中沢新一対談集『インヴェンション』明治大学出版会、シアンス・ソバージュ・ド・ポッシュ:野生の科学叢書013月、2200円+税 〔詳細〕
1999年の『武蔵野美術』での対談、『MEIDAI BOOK NAVI 2013』や『ユリイカ山口昌男特集』の対談に、新たに2編を語りおろす。丸善出版が発売元か?

唐澤太輔 『南方熊楠の見た夢:パサージュに立つ者』勉誠出版、3月、4200円+税 〔詳細〕
*「常識」に疑問符を投げつける「極端人」熊楠の思想を探る! 生と死、自己と他者、現実と夢、妄想と事実、正常と異常…。日常の中の二項対立を越えて、熊楠が考え続けたものは何だったのか。膨大に書かれ、残された記録の中から「夢」を巡る断片をつなぎ合わせ、いまなお驚きと斬新さを持ち続けるその哲学像を浮かび上がらせる。

山田仁史・永山ゆかり・藤原潤子編 『水・雪・氷のフォークロア:北の人々の伝承世界』勉誠出版、3月、3500円+税 〔詳細〕
*極北地域で水そして雪・氷に囲まれて暮らす人々は、その自然環境にどのように対峙し、物語や伝説の中にどう描きだしてきたのか。北方に生きる人々の自然観・世界観をフィールドワークや文献資料を通して垣間見ることで、これからの人間と自然環境の共存のあり方を考える。

プランセス・サッフォー/野呂康・安井亜希子訳『チュチュ:世紀末巴里風俗奇譚』水声社、3月頃、2800円+税 〔詳細〕
*知られざる19世紀最大の奇書。世紀末のパリを舞台に俗悪ブルジョワの主人公が繰り広げる奇想天外、荒唐無稽な露悪趣味の極北。社会の病巣をキッチュに描いた世にも奇妙な珍書中の珍書。ハチャメチヤすぎる内容に抱腹絶倒間違いなし。

 
◆4月予定
ニコラス・J・ベーカー=ブライアン/青木健訳『マーニー教:再発見された古代の信仰』青土社、4月上旬、2600円+税 〔詳細〕
*キリストの敵か?真のキリスト教か?未曾有の大宗教の謎に迫る!イエスを教義の枢要な地位におくマーニー教は、ゾロアスターや仏教の要素を接収しつつ東西に拡散、未曾有の大宗教となった。ローマ帝国においては初期キリスト教会と覇権を争い、一時は全ローマをマーニー化する勢いをしめしたが、その教勢も今日までにほぼ消滅、真の姿はいまだベールをかぶったままだ。キリスト教会に根源的な恐怖を植え付けたマーニー教とはいかなる宗教だったのか?この古代の魅力的な宗教について考察し紹介する、絶好の入門書。

■ティム・インゴルド/管啓次郎解説、工藤晋訳 『ラインズ:線の文化史』 左右社、4/202800円+税 〔詳細〕
*人間世界に遍在する〈線〉という意外な着眼から、まったく新鮮な世界が開ける。知的興奮に満ちた驚きの人類学! 刊行されるというアナウンスがあってから、いつまでも出なかったのだが、果たして215日に刊行できるか・・・→320日発売予定に変更。→420日に発売予定。

ロビン・スローン/島村浩子訳『ペナンブラ氏の24時間書店』東京創元社、4/211900円+税 〔詳細〕
*サンフランシスコの片隅に、24時間営業している不思議な書店があるという。この書店にはふつうの本も置かれてはいるが、多くは「この世に存在しないはずの本」なのだという。すべての読書好きに贈る冒険と友情の物語。

モーリー・グリーン/秋山晋吾訳 『海賊と商人の地中海:マルタ騎士団とギリシア商人の近世海洋史』NTT出版、4/233600円+税 〔詳細〕
*海賊が黄金期を迎えた大航海時代。地中海では、カトリックのマルタ騎士団が略奪を正当化・一大ビジネスにまで発展させた。標的は同じキリスト教徒とはいえオスマン帝国に仕える正教徒のギリシア商人。商人は商品奪還のため、大使館や教会、ときには教皇を動かし訴訟戦術を繰り広げる!

ギャリー・マーヴィン/南部成美訳『オオカミ』(仮)白水社、4/272500円+税 〔詳細〕
*人間が歴史的にオオカミに投影してきたものとは何か? 最新の研究に基づいた生態学的側面から文化史的側面までを幅広く紹介。

柴野拓美/牧眞司編 『柴野拓美SF評論集:理性と自走性――黎明より』 東京創元社、キイ・ライブラリー、4/303700円+税 〔詳細〕
*数多のSF作家を送り出した〈宇宙塵〉編集長による、貴重な論考とファン活動にまつわる歴史的エッセイを集成。

喜国雅彦『本棚探偵最後の挨拶』双葉社、4/302800円+税  〔詳細〕
*「蒐めた本は墓場まで持っていけない!」ある日そのことに気づいた著者が、厳選に厳選を重ねトランク一つ分に本を詰めたり、遂に私家版『暗黒館の殺人』の製作に着手したり……。本を愛してやまない本棚探偵シリーズ、待望の第4弾!

■杉江松恋 『路地裏の迷宮踏査』(仮)東京創元社、キイ・ライブラリー、4月以降
*ミステリマニア必携、《ミステリーズ!》連載が加筆訂正の上、単行本に。

溝井裕一 『動物園の文化史:ひとと動物の5000年』 勉誠出版、4月、2600円+税  〔詳細〕
*古代動物コレクションから生態系改造計画まで。生活スタイル、環境、宗教、植民地支配などに影響されながら変遷するひとと動物の関係史を探り、ひとの自然観を表す鏡としての動物園の魅力に迫る。「絶滅動物を再生せよ!―ナチス・ドイツの仰天計画」という項もある。

 
◆5月以降予定
小野俊太郎 『ゴジラの精神史』 彩流社、フィギュール彩、5/101900円+税  〔詳細〕
*『モスラの精神史』『大魔神の精神史』の著者による、目からウロコのウンチク満載、究極の深読み、そして新たなゴジラ像が出現する書下ろしゴジラ論。

風間賢二 『ファミリー・ブラッド:家族にはつねにすでにモンスターが潜んでいる!』(仮)彩流社、6/251600円+税 〔詳細〕
*カルトな「文学」と「映画」を素材として家族内部にすでに潜在する恐るべき「怪物/モンスター」を白日のもとに曝す。この本もアナウンスばかりで刊行が遅れている。

■ポール・コリンズ/山田和子訳 『バンヴァードの阿房宮:世界を変えなかった13人』(仮)白水社、夏
*壮大な夢と特異な才能をもちながら、世界を変えることなく歴史から忘れられた天才13人を紹介したポートレイト集。
 
J・B・ホラーズ編/古屋美登里訳『モンスターズ』白水社、8
*吸血鬼、ゴジラ、モスマン、ビッグフット、ミイラ、ゾンビなど異形の「怪物たち」をテーマに、曲者ぞろいの新鋭・中堅作家18人が腕を競う、異色の短篇アンソロジー。
 
MH・ニコルソン/浜口稔訳『ピープスの日記と新科学』白水社、高山宏セレクション/異貌の人文学、夏 〔詳細〕

■カート・ヴォネガット/大森望訳
『ヴォネガット未発表短篇集』河出書房新社、夏
*天才ヴォネガットの生前未発表短編14篇。
 
■ミハル・アイヴァス/阿部賢一訳『黄金時代』河出書房新社、夏
*虚構の島とく無限に増殖する本〉をめぐる異形の紀行文学。『もうひとつの街』のチェコ作家がおくる、想像力と技巧に満ちた大作。
 
■ミハイル・エリザーロフ/北川和美訳『図書館司書』河出書房新社、秋
*失われた奇書をめぐり図書館で戦争が始まる。現代ロシアが生んだ破壊的スプラッターノヴェル。
 
 
2014年中に出るかどうか
水野千依 『キリストの顔』 筑摩選書
 *《UP》(東京大学出版会)20142月号に「キリストの顔:表象の起源へ」と題した小論を掲載。
 
中島篤巳訳 『完本万川集海』 国書刊行会、5600円+税
*伊賀・甲賀四十九流につたわる忍術を集大成した伝説の書物が現代語訳で刊行。詳細な注のついた読み下し文を付す。なお、明治書院からも『万川集海』が出る予定のようだ。伊賀忍者研究会編『忍者の教科書新萬川集海』笠間書院、2/10600円+税(A5 48ページ)という本(小冊子?)も出ている。

■ラリー・プリンチーペ/ヒロ・ヒライ訳 『錬金術の秘密』 勁草書房、BH 叢書 〔詳細〕

U.ペンツェンホーファー『評伝・パラケルスス』勁草書房、BH 叢書(未定)
 
■ブルース・チャトウィン/池内紀訳『ウッツ男爵:ある蒐集家の物語』
*元版は文藝春秋、19939月刊行。
 
■フラン・オブライエン/大澤正佳訳『スウィム・トゥー・バーズにて』
*元版は、筑摩書房『筑摩世界文学大系68 ジョイス2・オブライエン』19985月刊行。同書は『第三の警官』併録。
 
■鈴木宏『書肆風の薔薇から水声社へ』(仮)論創社、「出版人に聞く」シリーズ
 
■原田裕『戦後の講談社と東都書房』(仮)論創社、「出版人に聞く」シリーズ
 
ジャン・クロード・シュミット/小池寿子・廣川暁生・古本高樹訳『イメージにひそむ身体:中世の視覚文化』刀水書房、5000円 〔詳細〕

■高橋洋、稲生平太郎 『映画の生体解剖』(仮)洋泉社
*シネマ対談
 
ウンベルト・エーコ 『プラハの墓地』 東京創元社
*偽書ものの大作が準備中。
 
大浜甫・多田智満子・宮下志朗・千葉文夫ほか訳『マルセル・シュオッブ全集』国書刊行会
 
■東雅夫・下楠昌哉編『幻想と怪奇の英文学』(仮)
 
■臼田捷治『工作舎物語』左右舎〔詳細〕

■松田行正、ミルキィ・イソベ、木内達朗『デザイン・プレゼンテーションの哲学』左右舎、神戸芸術工科大学レクチャーブックス 〔詳細〕

石川九楊『九楊先生の文字学入門』左右社、3500円+税 〔詳細〕
 *版元ドットコムのURLでは別な本が表示されてしまう。刊行されないのか?

『猟奇 復刻版』全6、三人社、60000 〔詳細〕
*昭和初期に出た探偵小説雑誌。

■ポール・ホフマン/持田鋼一郎訳『魔都ウィーン』作品社、2800円+税
 
『博物図の歴史』 東洋書林
 
『黒の歴史』 東洋書林

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Author:夢幻庵主人
隠居生活続行中。

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